リーグ開幕戦 東海大相手に白星発進ならず/関東学生リーグ戦

リーグ開幕戦の相手は昨年度の同リーグ準決勝で勝利した東海大。幸先の良いスタートといきたかったが、前半は相手の堅いディフェンスに得点を阻まれ、1─3で折り返す。後半はチャンスを生かし2点を返すも、失点が響き3─5で試合終了。初戦を白星で飾ることはかなわなかった。

◆8・131110 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)

▼8・17 対東海大戦(アミノバイタルフィールド)

 明大3{1─3、2─2}5東海大〇

チャンスを生かし切れなかった。前半4分に先制点を奪われると、主導権を奪えないまま1─3で前半を折り返す。後半4分、MF平島千萌(営3=東京成徳大)が待ちに待った追加点を決めるが、その直後に相手の正確なパス回し、オフェンスに圧倒され再び失点を許すと、差はさらに広がり2─5に。何とか巻き返したい状況で、主将が魅せた。ポジションはDFの江口菜々子主将(商4=横浜市立南)。オフェンスにはなかなか関わらないが「自然とやらなきゃという気持ちになった」(江口)。アシストを生かし、冷静に放ったボールはゴールネットへ吸い込まれ、3点目。しかし反撃も及ばず、3─5で試合終了。リーグ初戦は苦い敗戦となった。

一人一人が上を目指す。今試合を通して挙がった課題の一つが「パスのミス」(江口)といった基本の部分。課題を克服し、さらに上へ。目標は「日本一」(江口)。チームの挑戦はこれからも続く。

[垣内萌恵]

試合後のコメント

井川裕之ヘッドコーチ

――チームとして力を入れて取り組んできたことは何ですか。

「ディフェンスですね。今日のディフェンスは120点です。非常にうまく機能していたなと思います。選手としては江口がディフェンスでありながら、攻撃でも力を発揮していましたね。攻撃的なポジションで活躍してくれるんじゃないかなと新しい発見にもなりました」

――次戦に向けての課題と意気込みをお願いします。

「狙ったところに投げる、取る、相手をよける。そういったところの基礎力を上げないといけないなと思いますね。上を見るよりもまずは足元を見て基本的なボールの扱いを一歩ずつやっていくことが必要だなと思います。次戦は攻撃ですね。少しでもチャンスをモノにできたっていう試合にしたいなと思います」

江口

――試合を振り返っていかがですか。

「ニュートラルなボールとか、相手に対してどうプレッシャーをかけるかとかはできたんですけど、練習でうまくできなかった部分、オフェンスの決定力不足やパスミス、そういうミスが目立った試合でした。ディフェンスでは相手が得意とするパスを短くつなげてシュートまでいくところで、詰めの甘い部分が出てきてしまったなと思います」