
白川 史上初、インカレ個人制覇! 男女団体は頂点には届かず/全日本学生選手権
明大女子部史上初の快挙だ。名古屋で行われた全日本学生選手権で、白川史織(営4=美原)が女子個人戦優勝を果たした。一方の団体戦は男子がベスト4、女子がベスト8。また、女子団体は体配や射形の美しさが評価され、射道優秀賞を獲得。明大弓道部の歴史に新たな1ページを刻んだ。
◆8・13~15 全日本学生選手権(日本ガイシホール)
▼男子団体
明大――ベスト4
▼女子団体
明大――ベスト8
▼女子個人
白川――1位
最後のインカレで有終の美を飾った。本選出場者340名の中、八寸的3本目に残ったのは白川を含め3人。「緊張した状態がうまいこと集中につながった」(白川)とインカレ独特の緊張感を味方につけ見事に的中。「終わった瞬間も夢なんじゃないかと思った」(白川)という自身も驚く優勝で、インカレを締めくくった。女子団体は、準々決勝で6月の全国大学選抜で敗れた愛媛大にまたも敗れ、ベスト8に終わっただけに「1つタイトルが取れて、安心した」(白川)。団体では射形が最も美しいと評価され、射道優秀賞を受賞するなど、全国の舞台で明大の力を存分に発揮した。
射道優秀賞に輝いた女子団体
男子は、あと一歩頂点には届かなかった。準々決勝を19中で勝利し、迎えた準決勝・桜美林大戦。「1本目を2人抜いてしまって劣勢に立たされ、その後もこらえ切れなかった」(寺本裕明監督)と、課題であった初矢を外したことが響き、まさかの14中。決勝進出はならなかった。それでも「これまでのインカレで一番良い感覚があった」(元川海徳・営3=川崎市商)と久しぶりのベスト4で確かな手応えをつかんだ。
次戦は、リーグ戦。目標は男女優勝して、王座に進出と明確に定まった。「チームみんなに王座にいこうという意思があるので、王座は絶対にいく」(白川)。白川のインカレ制覇を追い風にチーム一丸となり、優勝を射抜く。
[上松凜助]
試合後のコメント
白川
――優勝の率直な感想をお願いします。
「驚きを隠せない感じです。元々、個人戦苦手という意識が強くて諦めてしまうのですが、今回はアリーナで引くのが最後ということもあっていい緊張感を持ちながら、引けたのが良かったのかなと思います」
――団体戦はベスト8で終わりました。
「団体で勝ちたかったなという気持ちが強かったです。欠点は初矢と止矢が抜きがちということで、元々初矢と止矢は大事という話をしていたんですけど、それが今回の試合で重要さが目立ったなと思います」
元川
――男子団体の振り返りをお願いします。
「これまでのインカレの中で、一番今回が良い位置までいけてそれは良いことだと思います。自分自身、絶対中てるという思いが強かったです」
――リーグ戦に向けてお願いします。
「リーグ戦に向けて、チーム全体で絶対抜かないという強い意志をもって、『明治は強い』という意識を他大に植え付けさせれば、勝ちにつながるのかなと思います。そして、リーグで優勝して、王座へと進みたいと思います」
関連記事
RELATED ENTRIES