松元、溝畑4継で奮闘! 当初は4位も繰り上げで3位獲得!/パンパシフィック選手権

2018.08.12

 パンパシフィック選手権の3日目、最後の種目となる400メートルフリーリレーに第3泳者として松元克央(政経4=千葉商科大学付)、アンカーとして溝畑樹蘭(政経2=報徳学園)の2名が出場。見事な泳ぎで、繰り上げではあるものの、日本チームの銅メダル獲得に大きく貢献。100メートルバタフライに出場した矢島優也(商4=春日部共栄)は決勝に進出するも8位と悔しい結果に終わった。

◆8・9〜14 パンパシフィック選手権(東京辰巳国際水泳場他)
▼男子100メートルバタフライ
8位 矢島 52秒70 
▼男子400メートルフリーリレー
3位 中村・塩浦・松元・溝畑 3分12秒54

 今後に向けて大きな経験となった。世界の強豪選手が集う400メートルフリーリレー。第3泳者として出場した松元は第2泳者の塩浦慎理(イトマン東進)から3位でバトンをもらうと、前半で逆転をし、1位で折り返す。後半でも勝負強さを発揮しトップで後輩の溝畑にバトンを託す。アンカーの溝畑は前半から力強い泳ぎをみせるも世界の猛追を振り切れず。わずかに100分の1秒差で4位フィニッシュとなった。それでも日本記録を1秒以上も更新する3分12秒54という結果。成長の証を記録で示したレースとなった。その後、当初は1位であった米国が登録メンバーと違う順番で泳いでいたことが発覚したため失格となり、繰り上げで銅メダルを獲得することとなった。

 世界の壁は高い。今大会初出場で個人3種目に出場するも不調が否めなかった溝畑。リレーでは100メートル自由形の自己ベストから1秒近くの更新に値するほどの泳ぎをみせるも、パンパシ全体を振り返り「まだまだ自分の持っている力は大したものじゃない」とさらなる高みを見ている。

 明大から3選手が出場した今回のパンパシフィック選手権。「世界と戦えるようにしたい」(松元)。2年後に迫った東京オリンピックに向けてパンパシで実感した世界レベルにどこまで近づけるのか注目だ。

[岩田純]

試合後のコメント
松元
――日本を代表する選手に確実に近づいていると思います。

 「僕が引っ張っていくことを意識していかないと海外では通用しないと思うので、日本のトップになることは当たり前にして世界と戦えるようにしていきたいと思います」

――溝畑選手の存在はどう感じていますか。
 「僕も後輩がいると悪いところを見せられないという気持ちもあるので、しっかり先輩としていい部分を見せつけないといけないなという思いがあります」

溝畑
――決勝でメダル争いを経験できたことはやはり大きいですか。

 「すごい盛り上がっている雰囲気の中で泳ぐことができましたし、初めての国際大会で決勝を経験できたので、来年、再来年に向けてメダルを取りたいという意欲は強くなりました」

――この経験は2年後につながりそうですね。

 「僕自身今回、今までのレースに出てパッとしなかったんですけど、最後は精いっぱい頑張れたので2年後もこの調子で頑張れるようにしたいと思います」

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