PK戦の末明学大に敗戦 3位決定戦へ/関東大学トーナメント

2018.07.21

 準決勝の相手は、東京都1部リーグ所属の明学大。今大会で数々の強豪校を撃破してきた。延長戦を終えても3―3と決着がつかずPK戦へ。結果は5人全員が決めた明学大に軍配。3年ぶりの決勝進出とはならなかった。


 PK戦までもつれ込むほどの打ち合いとなった。前半8分、CKを佐藤瑶がヘディングで押し込み先制するも、その1分後に相手の裏を狙われPKを献上し失点。前半を1―1で終える。迎えた後半39分、FKのこぼれ球を押し込まれ逆転を許す。相手の応援席は、勝利を確信したかのような熱狂に包まれていた。しかし、アディショナルタイム2分、安部のスルーパスに抜け出した小柏が冷静にゴールに流し込み振り出しに戻す。そして延長前半3分に途中出場の河辺がミドルシュートをゴール右下に叩き込み再び逆転に成功し監督の期待に応えた。しかし2人が退場し迎えた延長後半にまたもCKを頭で合わせられ3―3の同点とされPK戦へ突入した。

 「自分が1本でも止めていれば流れが変わったと思う」(後藤)と悔しさをにじませた。GKの後藤がシュートコースを読みボールに食らい付くが惜しくも止められず。PKの結果3―5で敗北。決勝進出とはならなかった。


 この敗戦を生かさないといけない。3位決定戦の相手は駒大。関東1部リーグでは2―2と引き分けに終わった相手。総理大臣杯出場は確定しているが「相手がどうこうというよりも、明大らしくいい守備からいい攻撃で3位を取りたい」(橋岡)。3位決定戦を制して、大阪に向かいたい。


[高井正明]

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試合後のコメント

栗田大輔監督

――明日への意気込みをお願いします。

「連敗はいけないと思うので、しっかり勝利して3位をとって、総理大臣杯に臨みたいです」


蓮川

――試合を振り返っていかがですか。

「結果3失点してしまったので、守備の選手からすると悔しい部分が多いんですけど、公式戦は明治に入ってから初の出場で手応えもいくつかあったので、それをこれから継続して今回の課題を成長につなげていきたいです」


坂本

――公式戦初出場してみていかかでしたか。

「試合に入る前は緊張感なく入ることができました。今日は普段ボランチをやっているんですけど、トップ下ということでFWの中川選手と連携を取ってゴールに向かうことが求められました。自分的にはそんなに悪くなかったと思いますが、ゴールに向かうプレーだったり、ゴール前の仕事が求められていたと思うのでそこに関してはまだまだ課題が残りました」


小柏

――PKを蹴っていかがでしたか。

「順番が早めにくるかなと思っていましたが、案の定栗田監督から4番目と言われて結構どきどきしました。練習でもやっていたので自信を持って蹴ったら入りました」