
早大に辛勝 新体制初のリーグ戦を3位で終える/関東学生春季1部リーグ戦
苦しみながらも白星を手にした。前節法大に敗れ何としても3位で終えるべく迎えた今試合。第1Q8分にルーキーの加藤大椰(文1=今市)がこぼれ球にうまく反応してゴール。前田隆昭主将(営4=丹生)も「今日は加藤が良かった」と活躍に太鼓判を押した。幸先良く先制を果たすもその後すぐに追いつかれてしまう。同点のまま迎えた第2Q6分、舘亮佑(政経3=丹生)が相手ディフェンス陣の逆を突いたゴールを決め、1点を勝ち越した。しかし「練習の時から集中力が足りなかった」(前田主将)。5回のPC(ペナルティーコーナー)のチャンスを獲得したが、全て外し決定力のなさを露呈。そんな苦しい試合展開の中、GK加藤駿(文3=丹生)が相手のPS(ペナルティーストローク)を止めるスーパーセーブを見せた。誰かのミスは誰かがカバーする明大ホッケー部。チームで支え合い、2―1で早大を下した。
課題は明らかだ。「チームの層の薄さ、得点能力、PCの精度。そこにつきます」(小池文彦監督)。優勝を掴むためには確実に高めていかなければならないものだ。次は3位では満足できない。王座まで残り1カ月、リベンジを胸にチームは再び動き始める。
[高野順平]
試合後のコメント
小池文彦監督
――春季リーグ戦で成長を感じられたことはありますか。
「成長は日々してると思うけど、もっともっと期待してるから今の所物足りないです。これだとまだ全国では勝てないです」
――王座への抱負をお願いします。
「いつも掲げているワンチャンスをものにすること、あとはPCが決まってないのでそこを集中してやります。そういう練習をさせて優勝目指して頑張りたいと思います」
前田主将
――今日の試合の振り返りをお願いします。
「本当に負けていてもおかしくない試合でした。反省点としては決定力不足と受け身のディフェンス。そこが大きな反省点だと思います」
――王座に向けて取り組むべきことは何ですか。
「目標はもちろん優勝です。リーグ戦とは違って、長い期間練習できるので細かい部分まで集中してやっていきたいと思います」
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