5000mで阿部が3位入賞 1部残留決定/関東学生対校選手権

2018.07.11

◆5・24~27 第97回関東学生対校選手権(相模原ギオンスタジアム)
[4日目]
▼男子ハーフマラソン決勝
21位 角出 1時間7分30秒
35位 村上 1時間9分13秒
36位 三輪 1時間9分21秒
▼男子400mH準決勝
2組 金子  4着 51秒70
▼男子5000メートル決勝
3位 阿部 14分03秒12
14位 前田舜 14分30秒47
24位 鈴木 14分45秒03

 暑さにやられた。去年は猛暑の中入賞者無しに終わったハーフ。今年も見せ場を作れず、惨敗に終わった。ただ、チーム内トップの角出龍哉(文4=伊賀白鳳)は「この暑い中で走れたことは自信になった」と決して悲観的にはとらえていない。来るシーズンに向けて、暑さも一つの課題となりそうだ。

 まさに“救世主”の働きだ。2部回避のためには何としても表彰台が必要な場面。そんな中、阿部弘輝(政経3=学法石川)が序盤から各校のエースに食らいついた。中盤、先頭集団から離され単独走を余儀なくなされるも「一番きつい場面で仲間の応援が聞こえ、絶対に意地でも勝たなければいけないという気持ちになった」(阿部)。明治の声援と共にトラックを駆け抜け表彰台をつかみ取った。

 

 1ヶ月後には全日本大学駅伝の予選会が控える。厳しい戦いになることが予想されるが、11年連続出場がかかる伊勢路への切符を簡単に手放すわけにはいかない。「(1部残留で)良い雰囲気で終えられた。この波に乗っていく」(山本佑樹駅伝監督)。 この大波に乗ることができれば、待っているのは雪辱だ。

[川和健太郎]

試合後のコメント

山本駅伝監督
――関カレの総括をお願いします。

「良かったのは阿部だけかなという感じですね。1部残留して良かったっていうのはあるんですけど、冷静に見ると阿部しか良くなくて、全日本予選に向けてはもう一回振り立て直しをしなきゃいけないと感じています」

――今後の目標をお願いします。 

「一つ一つ結果を出すことだと思うので、関カレで1部残留して、全日本は予選通過して、そして箱根予選をトップで通過する。こういう結果の積み重ねをしていって、自信を持って箱根に挑みたいなと思います」

阿部 

――レースを振り返っていかがでしたか。

「自分自身が主要大会で結果を残せていなかったというのがものすごく悔しかったので、この大会で見返してやろうっていう気持ちが強かったです。日本人トップは取れなかったんですけど、最低限表彰台に立つという目標は達成できたので良かったかなと思います」

――2部降格がかかっていました。

「やばいとかっていうのはうわさで聞いてたんですけど、自分の走りをすることが一番重要だと思っていました。僕が点数を取れなかったらチームのレベルもそれに達していないってことですし。競技者としての自分の走りをしたら、チームの点数が上がって残留ができました