ルーキー特集⑤田村圭・野口一穂・松尾尚輝
紫紺に新たな風を吹かせる。今年も多くの新星が明大競走部の門をたたいた。すでに大舞台を経験している選手もおり、新戦力として大きな期待がかかる。今特集は全8回に分けて23人のルーキーを紹介する。
第5回は長距離の田村圭(商1=春日丘)、野口一穂(政経1=八戸学院光星)、松尾尚輝(法1=国学院久我山)の3人です。(この取材は6月16日に行われたものです)
田村圭
――なぜ明治を志望したのですか。
「自分は高校から長距離を始めたのですが、思っていたより伸びたので高いレベルで競技をしたいと思ったからです」
――大学の練習には慣れましたか。
「高校時代は全然長距離も強くない無名の高校で、走る距離的には2倍近くになっているので、最初は全く付いていけなかったのですが少しずつ慣れ始めて、最近ではポイント練習でも付いていけるようになってきています」
――自分のレーススタイルやアピールポイントはありますか。
「前半から積極的に力のある選手に食らい付いていって、しんどくなってからも粘れるところだと思います」
――尊敬している選手はいらっしゃいますか。
「坂口さん(裕之駅伝主将・政経4=諫早)です」
――目標を教えてください。
「卒業するまでだと、5000メートル13分台というのと、1万メートル28分台というのは一つの目標です。今の自分の目標からはかけ離れてしまっているのですが、駅伝で区間賞を取りたいと思っています」
野口
――明大を選んだ理由は何でしょうか。
「明大は選手の自主性を重視していて、他の大学に比べて練習も自由なところが多くて、決まった練習も水曜と土曜だけでそれ以外は各自の練習で、そういうところが自分に合っていると思いました」
――高校の時も同じような雰囲気のチームだったのでしょうか。
「高校の時はそこまで自主性とかはなくて、監督に言われたことをやるみたいなチームでした」
――寮生活には慣れましたか。
「高校の時は自宅から通っていて朝練をするという慣習がなかったので朝起きるのがいまだにきついです(笑)」
――ご自身の強みは何かありますか。
「ずっと同じペースで押していくことができるのであまり波がなくて後半も落ちないところが自分の持ち味かなと思います」
――明大に目標とする選手はいますか。
「同じ部屋に阿部弘輝(政経3=学校石川)さんがいて、阿部さんみたいに速く走れたりチームの流れを変えられるような選手になりたいと思います」
――今年の目標は何かありますか。
「まず自己ベストを更新することが当面の目標で、高校の時から故障が多かったので故障しない体をつくりたいなと思います」
松尾
――明大に入学した理由はなんでしょうか。
「中学の時に陸上をやって、箱根駅伝に出場することが目標だったんですけど、その中でもやっぱり伝統のある明大で競技を続けたいなと思い入学しました」
――持ち味はなんでしょうか。
「正直身体的な面ではないんですけど、どんな状況に置かれてもめげずに泥臭く練習し続けることが自分の長所かなという風に考えています」
――1年生の雰囲気はいかがでしょうか。
「やるときはやる、抜くときは抜くといったオンとオフの切り替えができる学年かなという風に思っています」
――他大に意識している選手はいらっしゃいますか。
「中大の中山顕さんで、高校時代は15分台で、大学1年の時に14分台出すのがやっとだったていう人なのに今はもう関東インカレでも入賞したりだとかしていて、自分もああいう選手になれるように頑張っていきたいかなという風に思っています」
――目標をお聞かせください。
「ハーフマラソンで1時間3分以内を考えています。正直周りには無理なのではないかと思われるかもしれないですけど、誰が何と言おうともそれを目標にして頑張っていきたいと思います。最終的には箱根駅伝に出て、なおかつこの学年で総合優勝を目指すことが目標ですね」
[島田雄貴、西山はる菜、川和健太郎]
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