全員のレベルアップへ 立命大に2連勝/立命大定期戦

 京都府・立命大との定期戦が今年も行われた。主力がケガのため出場できなかったが、強固なディフェンスと安定したオフェンスで立命大を抑え込む。2日間で行われた2試合を連勝で飾りつつ夏に向けての課題を再確認した。

 

◆6・30~7・1 立命大定期戦(明大和泉体育館)

▼7・1 対立命大戦 (明大和泉体育館)

 〇明大76{241218-5、22101224}51立命大

 

  スターターは、PG渡辺翔太(政経2=宇都宮工)、SG野口龍太郎(政経3=九州学院)、SF須藤矢(営3=桐光学園)、PF植松義也(営2=桐光学園)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。

  

 実力の差を見せつけた。40年近く続いている明大と立命大の定期戦が2日間にわたって行われた。初日を8657で快勝し、迎えた2日目。小林拓主将(営4=桐光学園)ら主力メンバーが出場できなかったものの、ディフェンスで相手を圧倒。第2クオーター(Q)では失点を5点に抑え4217で前半を折り返す。第4Q、1、2年生でボール運びを始めるとターンオーバーが増え点差を縮められる。しかし、上級生が稼いだ貯金を守り切り7651で勝利を収めた。

  

 リーグ戦が近づいている。「1部で戦うにはチーム全員の底上げが絶対に必要」と山口裕朗(営4=足立学園)。定期戦で行われたベースチームの試合は2連敗を喫してしまった。濱西康一監督は「アグレッシブさが足りない、自分がやってきたことを試合で表現してほしい」と改善を期待している。8月下旬から始まる長く、厳しいリーグ戦。チーム全体のレベルアップが勝利のカギとなる。

  

[田北俊介]

  

試合後のコメント

 濱西監督

 ——試合を振り返っていかがですか。

  「1年生の中で少しずつ力になれる要素を持っている人が増えてきたので、それはいい収穫だったと思います」

  

——ベースチームの試合はいかがでしたか。 

 「ベースチームで勝つのが目標ではなく、トップに上がって試合に絡むのが目標なので、どんな相手でも練習でやってきたことをできるようにしてほしいです」

  

リーグ戦に向けて一言お願いします。

  「厳しい戦いが予想されるので、一戦一戦が勝負だと思います」

 

山口

 ——今日の収穫を教えてください。 

 「普段試合に出場できていないメンバーが経験を積めたことです」

  

植松

 ——リーグ戦に向けて一言お願いします。

  「プレータイムの増減はあると思います。個人の調子次第だと思うので、自分も負けないように頑張りたいです」