4年生が健闘! 米川が大学初優勝をつかむ/東日本学生春季選手権

2018.06.29

 3、4年生が出場する東日本学生春季選手権。フリースタイル125キロ級の米川優人(農4=八千代松陰)優勝を飾るなど、4年生の奮闘が目立つ大会となった。前日までの新人戦で結果を残した下級生に続いた。

◆6・27~29 東日本学生春季選手権(駒沢体育館)

[フリースタイル]

61キロ級

 喜多――2回戦敗退

 由良――1回戦敗退

70キロ級

 菊池――棄権

 杉山――棄権

86キロ級

 永井――3位

125キロ級

 米川――1位

[グレコローマンスタイル]

67キロ級

 仲田――2回戦敗退

72キロ級

 近藤――3位

82キロ級

 奥田――棄権

97キロ級

 深谷――3位

 果敢に挑んで頂点を手繰り寄せた。「体が動かないことが多い」と語る1試合目が決勝戦となった米川。相手は2メートル近くある大柄な赤城玲央(中大)。体格で劣る米川だったが、試合序盤から攻め続けた。身長差を「下から攻めることが利点」と捉え、下からの突き上げを徹底。相手に何もさせず、迎えた第2ピリオド2分7秒。自身のコーションでの失点が近づく中「ここで取らないといけない」。一気に懐に入り相手を場外に押し出し、1点を獲得。最後は猛攻を受けるも逃げ切り、2―1で大学初タイトルをつかんだ。「大学に入って初めての優勝ですごくうれしい」。普段は主務としてもチームを支える米川。仕事と練習の両立に苦しんだ時期もあったが、努力が報われる金メダルとなった。

 次の舞台は、8月末のインカレだ。今大会3位入賞の近藤頼太(営4=三次)は「順位に入れるように頑張りたい」と気合を入れる。昨年度は、3個のメダルに終わった明大勢。あと一歩で入賞に届かなかった選手も多かっただけに、今年度の躍進に期待だ。まずはチーム一丸で暑い夏を乗り切り、この駒沢体育館で熱い勝負を繰り広げたい。

[福永智隆]

試合後のコメント

米川

――今大会を振り返っていかがですか。

 「大学入って初めてのタイトル、優勝ということですごくうれしいです」

――決勝戦を振り返っていかがでしたか。

「正直1日の中で最初の試合は体が動かないことが多いです。今回も動きが悪かったですけどなんとか勝てて良かったかなと思います。僕が168センチしかなくて、向こうが2メートル近くあると聞いていたので、どうやって戦おうかなと想像していました。利点でいえば下から攻められるということなので、そこをうまく出せたかなと思います」

――残りわずかで、押し出して1点を奪いました。

「相手にポイントが与えられるようなカウントダウンが始まっていたので、ここは取らないといけないなと思っていました。自分の有利な組手だったので、押すしかないと思っていました。倒せたらベストでしたけど、とりあえず点につながったので良かったかなと思います。」

――まだインカレも残っていますが、どのような1年にしたいですか

「できることを一つ一つやって勝ちたいと思います」