
山梨学大相手に初戦で散る 小池監督「力はあるチーム。あとはハートの問題」/全日本大学王座決定戦
あと一歩だった。山梨学大を相手に1-2で迎えた第4Q14分。PC(ペナルティーコーナー)を獲得すると、試合終了のブザーが鳴る。決めればSO(シュートアウト)戦の展開に。だが最後PC3度の粘りも虚しく、ゲームセット。春季リーグ3位からの下剋上とはならず、王座は初戦敗退となった。
◆6・28~7・1 第37回全日本王座決定戦(立命館OICフィールド他)
▼6・28 対山梨学大(親里ホッケー場)
明大1{0―1、0―1、0―0、1―0}2山梨学大○
[得点者]
第4Q10分 FW久保庭 FG
自分たちの殻を破れなかった。全国大会の初戦という緊張感から、前半は持ち味のパスホッケーができず。相手の縦パス攻撃に翻弄(ほんろう)され、第1Q13分に相手唯一のPCで先制される。そして0-2で迎えた後半。第3Q開始直後のPC獲得をきっかけに明大へ流れが傾く。だが点につながったのは第4Q10分のFW久保庭昌太郎(営2=天理)のヒットシュートのみ。「力はある。あとはハートの問題」(小池文彦監督)。春季リーグからの課題であるメンタルの弱さが大きく響いた。
気持ちを強く持つために。「練習をたくさんして自信をつけるしかない」(DF前田隆昭主将・営4=丹生)。明大は他大に比べ大会の参加数が少ないため、一つ一つの練習が大切になってくる。「秋で頑張るしかない」(前田)。春のリベンジを果たすべく、熱き夏を迎える。
[浜崎結衣]
試合後のコメント
小池監督
――試合を振り返っていかがですか。
「立ち上がりが悪かったです。全国大会の緊張と重なって、本来のホッケーができず縦に伸びてしまいました。力はあるチームだから、あとはハートの問題でどうなるかですね。どれだけ自分たちを信じて自分たちのホッケーができるかが大事になると思います。ただ春季リーグに比べて良いシュートは打っているので、それは少しずつ修正できているのかなと思います」
前田
――全国大会の重圧は感じましたか。
「チームを引っ張っていかないといけないのに、周りが見えなくなって焦ってしまいました。自分の精神の弱さが出てしまい、コントロールができませんでした。練習を多くして自信をつけるしかないと思います」
――6度のPCを全て外しました。
「成功率が悪いのはどの大会でも言えます。1点差でPCのワンプレーで決められる力がないと駄目だと思います」
――残るシーズンは秋だけです。
「チームワークは素晴らしいです。だからこそ優勝したいです。去年も後半から追い上げたので、秋こそ頑張るしかないです」
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