
男女ともにベスト8 全関東のリベンジ果たせず/全国大学選抜
悔しさの残った全関東から1週間の調整で迎えた今大会。男子は準々決勝での2度にわたる同中競射の末、大東大に敗北。女子は、因縁の日大から勝利を奪うも、愛媛大に敗れ、ベスト8に終わった。
◆6・23~24 第30回全国大学選抜大会(明治神宮至誠館弓道場)
▼男子団体
明大――ベスト8
▼女子団体
明大――ベスト8
[男子]
死闘を演じるも、勝利には一歩届かなかった。北大に勝利し、迎えた準々決勝。勝てば表彰台が見えてくる大東大戦は、お互いに16中となり、同中競射に持ち込まれる展開となった。1本目は、両校全員的中させ、勝負は2本目の同中競射へ。「正直プレッシャーというか圧というものは感じた」(川久保虹弥・政経3=鹿沼東)という2本目は、5射のうち2中に終わり、惜しくも敗北を喫した。
「今は技術的に緊張に耐えられていないと感じた」(田之頭朋昌主将・農4=成田)と課題は明確だ。今大会の課題を修正し、インカレに備える。
[女子]
次につながる敗北だ。決勝トーナメント1回戦の相手は強豪・日大。昨年、全関東学生選手権、同大会ともに敗北を喫した相手だ。「対戦するということが決まった時からすごく緊張していた」(白川史織・営4=美原)と語ったが、3人とも落ち着いて、的を射抜き続け、12射11中で同中競射に突入する。同中競射も3人全員的中させ、昨年度覇者を撃破した。
続く愛媛大戦では、惜しくも1本差で敗れたが「チーム全体としては実りある大会になった」(佐久間香名・政経4=水戸桜ノ牧)と前向きに捉えている。「チームでしっかりと支えていくのが女子部の強み」(白川)。今大会で得た悔しさ、そしてより強く深めたチームの絆を胸に大きな飛躍を目指す。
次戦は8月に行われるインカレだ。全関東、選抜を通して良い感触を得られたが、結果に結び付けることはできなかった。技術的にも精神的にも、もう一歩成長した姿で、最高の結果を勝ち取りたい。
[上松凜助]
試合後のコメント
佐久間
――今大会を振り返っていかがでしたか。
「負けてしまってはいるんですけど、チーム全体としては実りある大会になったのかなと思います。内容としては、とても良い内容だったと思います」
白川
――今大会を振り返っていかがでしたか。
「今日の団体戦は、一週間前の全関東から見ると、自分の中では成長できたのかなと思います。去年の全関東も選抜も負けている日大に勝ててしっかりと挽回できたのは良かったと思います。チームでしっかりと支えていくのが女子チームの強みだと思っているので、今日は勝つことは出来なかったのですが、支え合うことができて良かったと思います」
川久保
――インカレへの意気込みをお願いします。
「技術的にもう一歩進歩することと弱気にならないようにしていきます」
元川海徳(営4=川崎市商)
――インカレへの意気込みをお願いします。
「今は技術的に緊張に耐えられていないと感じたので、練習から緊張を作って、そこの場面で自分がどうなるか把握した上で、そこに対処する練習をこれからやっていかなければならないと思います」
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