
まさかの3種目総合3位もルーキーの活躍が光る/関東学生三大大会
4日間に渡って開催される今大会。初日の障害飛越を団体3位でスタートする。しかし、馬場でまさかの5位と失速。総合でも思うような結果が得られず、3種目総合を3位で終えた。
◆6・20~24 関東学生三大大会(山梨県馬術競技場)
▼第53回関東学生賞典障害飛越大会
▽個人
12位 石井〈明鳳〉
16位 濱中〈パトリシアM〉
※西郷〈プライムローズM〉、榮〈明輝〉、高橋〈アクレイラスM〉は失権
▽団体
3位 明大
▼第53回関東学生賞典馬場大会
▽個人
15位 濱中〈明王〉
16位 安田〈明紫〉
27位 西郷〈明桑〉
31位 高橋〈パトリシアM〉
▽団体
5位 明大
▼第69回関東学生賞典総合大会
▽個人
2位 高橋〈明鳳〉
12位 榮〈パトリシアM〉
17位 安田〈明輝〉
※濱中〈プライムローズM〉、石井〈ルークM〉は失権
▽団体
4位 明大
▼3種目総合
3位 明大
期待の新星だ。高橋義明(政経1=京産大付)は、2連覇中の名馬・明鳳に乗って総合大会に出場。「自分の練習不足」(高橋)と明鳳の得意とする馬場で2位になってしまう。それでも翌日のクロスカントリーは落馬での失権者が相次ぐ中、安定した走りで減点0。続く障害飛越でも一つの障害も落とさず。3位との差わずか0.2点を守り切り、個人で2位入賞を果たした。
課題がはっきりと見えた。昨年度は3種目総合で団体2位。試合後監督、主将が口にしたのは〝想定外〟の一言だった。障害飛越、馬場馬術では1人も入賞せず。総合馬術でも2人の失権者を出し、昨年度に比べ順位を落とす。「日々の練習でストイックになっておけば、このような結果にはならなかった」(濱中健人主将・営4=札幌龍谷学園)。選手の意識改革の必要性を痛感した。
古豪復活のカギは下級生たちが握っている。上級生の少ない明大にとって下級生のレベルアップが勝利への絶対条件だ。「課題を見つけたと思うので、練習に生かしていってほしい」(佐藤五志監督)。全日本学生三大大会でのリベンジに向け、新たな気持ちで駆け抜ける。
[福田夏希]
試合後のコメント
佐藤監督
――今大会の総括をお願いします。
「昨年と大体変わらない馬でしたが、4年生が抜けて新しい体制になって、想定していたよりも芳(かんば)しくない成績でした。選手にはもう少し頑張ってほしいです」
――11月の全日本学生に向けて一言お願いします。
「次につながるような成績や、学べることを期待して全日本に臨みたいと思います」
高橋
――明鳳に乗る上でプレッシャーはありましたか。
「馬場は他の大学からもやはり昨年勝っている馬として見られているので、そういうところで下手な演技はできないというのは心のどこかで思っていました」
――今年1年間の目標をお願いします。
「全学は1位を取れるように、馬場で得点を出せる選手にならないといけないと思っています。出してもらえるかは分からないですが、出た種目は全部関学よりも良い結果が出せるように頑張りたいです」
関連記事
RELATED ENTRIES