フルセットの末、日体大に勝利 3位で東日本インカレ閉幕/東日本大学選手権

2018.06.24

 無念の敗北から一夜が明け迎えた3位決定戦。強豪・日体大との試合はフルセットまでもつれる大激戦となるも池田や三輪の活躍により見事勝利。東日本インカレを3位で終えた。


6・2124 東日本大学選手権(墨田区総合体育館他)
6・24 日体大戦(墨田区総合体育館)
◯明大3{23―2525―2322―2525―1915―11
}2日体大


<スターティングメンバー>(ローテーション順)
WS鎌田佳朗(法3=東亜学園)、MB松田海飛(文2=愛工大名電)、OP池田颯太(営2=松本国際)、WS小松一哉(政経3=雄物川)、MB三輪大将(政経1=高川学園)、S上林直澄(法2=東亜学園)、Li小川智大主将(政経4=川崎橘)


 死闘を制した。セットカウント1―2で迎えた第4セット。序盤に自らのコンビミスで7―9と2点のリードをつけられる。それでも三輪のAクイックから6連続得点で逆転。たまらず相手がタイムアウトを取るも明大の勢いは止まらなかった。19―14の場面では鎌田の2連続サービスエースによりさらにリードを広げこのセットを奪取した。勝負が決まる第5セット。「大事な場面では池田に託そうと思っていた」(上林)と、エース池田のバックアタックで均衡を破る。さらに三輪が相手のレフトを封じ勝利を決定づけ、15―11で日体大に勝ち切った。


 破竹の勢いを見せた。6位に終わった春リーグからおよそ1カ月、リードブロックの完成度を高め、守備からの攻撃の切り返しに磨きをかけてきた。そして迎えた今大会、筑波大・日体大と格上相手に次々と勝利し3位という結果を収めた。春リーグから大活躍のスーパールーキー・三輪の存在や、「苦しい場面で自覚を持って臨んだ」(池田)と、チームのエースを背負う池田がサーブ賞、主将小川がリベロ賞を獲得するなどチームの躍進を後押しした。秋リーグそしてその先に待つ全日本インカレの優勝を目指し、明大の快進撃はまだ始まったばかりだ。


[藤山由理]


試合後のコメント

鈴木康時監督

――チームが強くなった要因はありますか。

  「個々に練習してきましたから、粘りというかミスが少なくなりました。鎌田のサーブレシーブもとても良くなってきていて、レシーブが崩されなかったことが大きな要因だと思います」


――小川主将の主将として働きはいかがですか。

  「チームをしっかりまとめて、彼はかなり強気なので、弱気になりそうなチームを引っ張って、よく頑張ってくれたと思います。レシーブのファインプレーがありますし、それでリズムに乗れる形は多々ありますね」


小川

――昨日の敗戦から今日を迎えてチームで話し合ったことはありますか。

  「試合が始まる前の集合で切り替えて全日本インカレに向けて良いスタートを切ろうという話をしたので全員切り換えができたと思います」


池田

――中大戦で自身が決めきれなかったと仰っていましたが。

   「本当に悔しくて、僕のせいで負けたというのもあったので、みんながつないだ苦しいボールを決め切るということを夜からずっと考えていました」


――今日もサーブが良かったですが。

   「サーブミスは1セットにつき全員で3本と言われていて、僕はかなり点を取ろうという気持ちで打っているのですがミスが多く、春リーグでもそこから崩れたことがあったので、今回は良いサーブというのはもちろんですがミスを減らすという方に重きを置きました。まだミスはあるのですが、春リーグよりは良くなっているという実感はあります」