元川、佐久間が準優勝! 森田も9位入賞を果たす/全関東学生選手権

2018.06.17

 今年度初の公式戦となった全関東学生選手権。団体戦は男女ともに昨年を下回る結果に終わるも、男子個人戦で元川海徳(営3=川崎市商)、女子では佐久間香名(政経4=水戸桜ノ牧)が準優勝に輝いた。

◆6・1617 全関東学生選手権(日本武道館)

▼男子団体

 明大――ベスト16

▼女子団体

 明大――ベスト8

▼男子個人

 元川――2位

 森田――9位

▼女子個人

 佐久間――2位


 次につながる入賞だ。2位が懸かった順位決定遠近競射。1番目に引いた元川の矢は、吸い込まれるように的の真ん中へ。会場を驚きに包む矢を披露し、準優勝を決めた。それでも「抜いてしまった一本の印象の方が大きい」と優勝を逃した一矢を悔やんだ。元川の他にも、森田直弥(理工2=芝浦工大柏)が9位入賞。団体戦で表彰台から遠ざかる男子部に、明るい兆しをもたらした。

 

準優勝に輝いた元川

 仲間の思いがこもった矢で、表彰台を射止めた。佐久間は4回連続で当て、遠近競射に臨んだ。「緊張して、手が震えた」中、自分に打ち勝ち的中。準優勝でうれしい初の個人入賞となった。「周りのメンバーがいてくれて、全員で戦っている感じがした」(佐久間)。団体戦から互いに支え合い、試合に挑んできた女子部。その雰囲気が日本武道館という大きな舞台でも、彼女を後押しした。自身の入賞にも、佐久間は「団体戦で勝ちたかった」。次は、全員そろって笑顔で表彰台に上りたい。

 週間後には、全国大学選抜が控える。今大会は団体戦で結果を残せず、悔しさが残っただけに「選抜では優勝を目指す」(白川史織・営4=美原)。初タイトルへ、明治神宮で旋風を巻き起こし、今シーズンを駆け抜ける。

[福永智隆]

試合後のコメント

佐久間

――今大会を振り返っていかがでしたか。

 「団体戦が一人一人の崩れたところをお互い支え合った試合ではあったと思うので、そこは良い点でした。個人戦は準優勝という結果でうれしいんですけど、団体で勝ちたかったなという思いの方が大きいです」

ーー団体戦はベスト8に終わってしまいました。

 「今回、ベスト8という残念な結果になってしまいましたが、収穫もあって悪いところも見えてきた大会でしたので、選抜ではその反省を生かしてつなげられたらなと思います。選抜は、私たちにとって最後になるので悔いが残らないように一生懸命やって優勝を目指したいなと思います」

元川

ーー今大会を振り返っていかがでしたか。

 「正直悔しい思いしかないです。個人的には、この雰囲気にのまれてしまって緊張に勝てなかったのかなと思います。他のメンバーに申し訳なく思います。個人2位という結果も、うれしいというよりも最後の1本抜いてしまったので、そこの悔しさが残る結果となりました。うれしさよりも悔しさのほうが大きいです」

ーー来週の選抜に向けての意気込みをお願いします。

 「今回緊張の場面で自分がどうなるのかということを理解できたので、そのときの対策を期間は短いですが、今後の練習でしていきたいと思います」