松元が200メートル自由形で今年2度目の日本一/ジャパンオープン

2018.06.13

またも頂点の座に輝いた。200メートル自由形に4月の日本選手権を制した松元克央(政経4=千葉商科大付)が出場。プレッシャーのなかでも、力強い泳ぎで終始レースをリードし、王者の座を譲ることなく、再び優勝を飾った。また1500メートル自由形で仲家槙吾(政経4=八王子)が5位、100メートル背泳ぎでは湯原利佳(政経2=渋谷幕張)が7位に入る健闘を見せた。

 

◆5・2427 ジャパンオープン(東京辰巳国際水泳場)

[2日目]

▼男子200メートル自由形

1位 松元 1分4762

▼男子1500メートル自由形

5位 仲家 152059

▼女子100メートル背泳ぎ

7位 湯原 1分0131

 

世界と戦うために、もう一段階進化したい。200メートル自由形の現日本記録保持者である萩野公介(ブリヂストン)、リオ五輪に出場経験のある江原騎士(自衛隊)らとの混戦を勝ち抜いた松元。持ち前のスピードを存分に生かしたことによって成し遂げた2度目の日本一だが、ノルマとしていた47秒前半には届かず。「まだまだ課題の残るレースだった」と振り返った。8月パンパシフィック選手権でメダルを得るためにも、残り約2カ月で今回見つかった課題をつぶしていきたい。

 

 明日は200メートルバタフライに矢島優也(商4=春日部共栄)が出場する。日本選手権では3位と惜しくも代表選考基準を満たせなかっただけに、今大会への思いは人一倍強い。ラストチャンスとなる明日のレースで、矢島が世界への切符をモノにする。

 

[綾部禎]

 

試合後のコメント

松元

――レース振り返っていかがですか。

 「狙っていたタイムより遅かったので、まだまだ課題が残るレースでした」

 

――レベルの高いメンバーがそろう中でのレースでしたが、どのような気持ちで泳いでいましたか。

 「メンバー的には日本選手権とあまり変わらなかったので、日本選手権くらいのプレッシャーはありました」

 

――日本選手権では不在だった萩野選手もいました。

 「萩野選手がいる中でも自分のレースができたらいいなと思っていたので、タイムはあまり良くなかったですけど、ジャパンオープンで優勝するのは初めてなのでうれしいです」

 

――ゴール後、電光掲示板に背を向けられました。

 「タイムを見た瞬間に『ああ遅いな』とがっかりしていました」

 

――タイムが遅かったということでしょうか。

 「47秒前半を狙っていたので、それくらい出てくれれば僕自身満足だったんですけど、4762はちょっと・・・。微妙な差なんですけど、悔しいなと思います」

 

――タイムが出ない原因は何でしょうか。

 「泳ぎが定まっていないというのが一つあります。新しいことに挑戦してベストを更新してきたんですけど、今回はまだその新しいことがハマっていないんじゃないかなと思います」