ガッツ見せるも拓大に敗北 4回戦敗退/関東大学女子新人戦

 上位校の力に圧倒された。4回戦は昨年度4位の拓大に挑んだ。第1クオーター(Q)はインサイドとアウトサイドの攻撃を組み合わせ互角の展開。しかし、第2Qから明大のファウルが増え始め流れは拓大へ。その後流れを奪い返せず、4577で敗戦。ベスト16で大会を終えた。

◆5・26~6・17 第8回関東大学女子新人戦(各大学体育館)

 

▼6・9 4回戦 対拓大戦(白鷗大体育館)

 

明大4519―17、9―24、9―14、8―2277拓大○

 

 スターターは、G稲葉窓華主将(政経2=下妻一)、G西来実(理工1=鵬学園)、F鷹見柚香(商2=昌平)、F清水智央(文2=東京成徳大)、C洲崎志織(理工2=正智深谷)。


 実力差を実感させられた。4回戦の相手は1部リーグ所属の拓大。序盤は「ディフェンスリバウンドとルーズボールをしっかり取れていた」(渡辺徹監督)とひた向きなプレーで流れをつくった。さらに稲葉のアウトサイドシュートと洲崎、清水のポストプレーで得点を稼ぎ1917と第1Qでリードをつくる。しかし、第2Q、洲崎の個人ファウルが三つとなりベンチに下がる。すると、インサイドの柱を失い「リバウンドが苦しくなった」(稲葉)。第1Qでは取れていたリバウンドを奪われ始め逆転を許す。その後流れが拓大に傾くと「普段入るシュートが落ちていた」(渡辺監督)と反撃のチャンスをつかめず一方的に点差を広げられ4577で敗北。新人戦は昨年度と同じくベスト16止まりとなった。

 最後までガッツを見せた。登録メンバーが6人のみと体力的につらかった明大。しかし「後半は疲れが出ていたが、リバウンドに飛び込めていて良かった」と渡辺監督。最後までルーズボールやリバウンドを懸命に追い続けた。「チャレンジャーとして攻められた」(洲崎)と選手たちも確かな手応えを感じている。強豪にもひるまない度胸を持った1,2年生たちの今後の活躍に期待がかかる。

 

 [田北俊介]

 

試合後のコメント
渡辺監督

 ――試合を振り返ってみていかがですか。

  「このメンバーの数でよく頑張ったと思います」

 

 ――秋のリーグ戦に向けて一言お願いします。

 「稲葉をワンポイントで使えそうかなっていう感触を受けました。そういう面では今日の試合は非常にいい経験になったと思います」

 

 稲葉

 ――今大会を振り返っていかがでしたか。

 「試合を重ねるごとに一体感が出てきて、最後の試合はみんな同じ方向を向いてできたので良かったです」

 

 ――秋のリーグ戦に向けて意気込みをお願いします。

  「今大会で得られたものがいっぱいあったのでそれを生かして秋のリーグ戦に臨みたいと思います」

 

 洲崎

――今大会を振り返っていかがでしたか。

 「練習が始まった時は攻め気がないのが一番目立った欠点だったんですけど、今日の試合も最後まで攻め気を持ってできたので良かったです」