78得点の猛攻で専大に大勝/春季オープン戦

専大との春季オープン戦。第1Qに二つのTD(タッチダウン)を奪うなど幸先の良いスタートを切るとその後も8回のTDを積み重ね、78点を奪う。ディフェンス陣は1点も許さない守りを見せ78-0で圧勝した。

 

◆4・21~6・24 春季オープン戦(アミノバイタルフィールド他)

◆6・3 対専大戦(アミノバイタルフィールド)

  ○明大7814―0、21―0、19―0、24―0}0専大


目標達成への強い意志が圧勝へとつながった。「10本0本!」。試合前から終盤まで選手らの間で交わされた掛け声だ。奪うTDは10本、許すTDは0本を目指し挑んだ当試合。オフェンス陣は相手にスキを見せない攻めで序盤からTDを量産。攻撃の起点となったQB♯4西本晟(商2=箕面自由学園)は「走れて投げられるQBを目指している」とランに頼りがちになる攻撃展開とは一変、正確なボールパスを武器にダウン更新を重ねた。今回奪ったパスTDは5本。パスとランを織り交ぜた理想的な攻めを体現し、目標通り10本のTDを奪った。


ディフェンス陣も負けていない。相手に主導権を渡さない固い守り。さらにLB♯1徳茂宏樹(国際3=関西大倉)がパスインターセプトを奪うなど攻撃への流れをも呼び寄せるプレーでチームを盛り立てる。終盤になってもQBサックが飛び出すなど集中力を切らさずTDを一度も許さなかった。

 春季オープン戦も終盤に差し掛かる。格下の東海大に敗戦したことがチーム内の危機感をより一層強め今回の大勝につながった。しかし「調子に乗るのではなく、もっと高いところを突き詰める」(RB♯9福田夕斗・政経4=日大三)。次戦も目標への強い意志をプレーに込め、勝負の秋季リーグ戦への収穫をつかむ。


 [坂田和徳]

試合後のコメント

岩崎恭之監督

 ――今回の試合を振り返っていかがでしたか。

 「今日は及第点かなというところで、オフェンスは10本ディフェンスは0本というふうな目標を掲げていました。ただロングパスでいいタイミングだったんですけど、そこで取り切れなかったり、そのようなところが2本ありました。そこを取り切ったら、簡単に10本以上いっていたと思います。TOP8の上のチームを想定した、モチベーションを持った試合だったと思います」

茂木

 ――試合を終えていかがですか。

 「チームとして専大には10本0本で勝とうという目標を立てていてそれが取りあえず達成できたことはいいことだと思っています。けれど、まだその中でODK(オフェンス、ディフェンス、キッキング)全部にミスが出ていてその部分を徹底しない限りはこの先、この上の目標は達成できないと思うので課題もたくさん残った試合だと思います」

 

西本

 ――今回はスタメン出場でしたがどのような気持ちで挑まれましたか。

 「 正直昨年度もずっと阿江さん(QB♯15阿江保智・情コミ4=六甲)がやってて自分自身、試合に出たいという気持ちが強かったです。どこかで絶対出たときにアピールしてやろうと思っていた中で前回の試合が東海大戦だったんですけど全然結果出せなくて悔しかったんですけど今回もう1回もらったチャンスでちゃんとアピールできてよかったです。秋に向けてこれからもっと頑張っていきたいです」