段の部松本崇初V&上位独占 女子の部も小野塚が初V/東日本学生個人選手権

2018.06.03

 個人戦で争われる今大会。段の部は松本崇雅主将(文4=初芝立命館)、女子の部は小野塚萌(国際3=栃木女子)が初優勝。級の部では福岡莞太(政経2=国学院)が準優勝を果たした。

◆6・3 東日本学生個人選手権(中大多摩キャンパス第一体育館)

▼段の部

 松本崇――1位

  田畑――2位

  深町――3位 

  佐藤、大谷――ベスト8

  中西、小和野――ベスト16

  古屋敷、佐々木、松本舜、小森――3回戦敗退

  井川、小林――2回戦敗退

 ▼級の部

  福岡――2位

  渡邊、泉水、髙橋――3回戦敗退

 ▼女子の部

  小野塚――1位

  選手層の厚さで上位独占だ。実力者がそろう段の部。明大からはベスト8に5人の選手が入った。決勝は松本崇と田畑正貴(法2=府中東)との同門対決に。試合は積極的に突きを繰り出す松本崇が優位に進める。開始40秒、胴突きで一本を奪うと最後の一本も胴突きで決めた。「よく動けていた」(松本崇)と素早いフットワークで相手を翻弄(ほんろう)。持ち味のスピードは東日本の猛者たちの中でも際立った。

  女子の部でも強さは変わらない。3年生の小野塚が初優勝を飾った。昨年度まで目立った成績は残せていなかったが、意識の変化が強さを生んだ。「1、2年生の時は由良先輩(沙優花・平30法卒)に頼りっぱなしだった。でも自分も態度や競技的な強さで後輩に示していきたい」。苦悩の末、つかんだ初タイトル。優勝トロフィーとともに、笑顔がこぼれた。

  次はリベンジに挑む。7月に控えるのは昨年度唯一落とした団体戦の全国大学選抜選手権。小山知常監督は「今のメンバーだと優勝の最有力候補」と現戦力に自信を持つ。負けることは選手たちの頭にない。優勝旗を奪還し、府立7連覇への勢いを加速させる。

 [楠大輝]

 試合後のコメント 

松本

――今大会を振り返っていかがですか。

 「若干危ないところもありましたが練習していたので。今からやる試合は全部最後なので、勝ちたいというより楽しんでやろうと思って試合をやっています。楽しめた結果、優勝できたのかなと思います」

 ――決勝は明大勢同士の対戦になりました。

 「明大同士でやれることはこれ以上にないことなので、楽しんでラスト戦おうと思ってやりました」

 小野塚

――大会を振り返っていかがですか。

 「(優勝を)ずっと目指して、狙っていたので素直にうれしいです。まぐれだと思われないように、追われる立場になっても今まで以上にスムーズに一本を取っていけるように練習を頑張っていきたいです」

 福岡

――ご自身の拳法はいかがでしたか。

 「最初はすごく緊張していました。でも3回戦以降は自分のペースでできたかなと思います。今は技とか基礎的なこと、自分の新しいことをどんどんチャレンジしていって、もっとレベルの高い拳法ができたらなと思います。その結果として、強くなって団体戦とかに入れたらそれが一番かなと思います」