
終始反撃のスキ与えず、福岡工大相手に86点を挙げ圧勝/練習試合
地力の差を見せつけた。福岡工大を相手に序盤から攻め入り、開始10分で3トライを奪取。前半を43―0で折り返す。後半は2トライを献上するも、さらに点差を広げ86―10でノーサイド。終始相手を寄せ付けなかった。
◆6・2 練習試合(八幡山グラウンド)
▼Bチーム
○明治86{43―0、43―10}10福岡工大A
序盤で試合を決定付けた。前半1分、右ウイング矢野湧大(文3=大分舞鶴)のノーホイッスルトライで幸先良く先制する。ほとんど敵陣でボールを展開し、前半だけで7トライを奪う猛攻を見せた。さらに大幅なメンバー交代を行った後半も、攻撃の手を緩めず。2トライを奪われたものの、前半同様に43得点を挙げる。最終スコアは86―10。80分間を通してスタンダードの高さを証明した。
抜群の存在感を見せた。ここまで4週連続でAチームに選出されていた矢野。中でも5月の東海大戦では4トライを挙げるなど好調が続いていた。しかし、今週はBチームに帯同することとなり「悔しい思いをした」(矢野)。その悔しさを晴らすように、立ち上がりから躍動。前半1分に先制点を挙げると、2分後にも相手ディフェンスを全く寄せ付けない快足で連続トライを決める。後半10分にピッチを退くまで、攻守で存在感を発揮し観客を魅了した。「最後の早稲田戦までAチームで出場し続けたい」(矢野)。持ち前のスピードを武器に熾烈(しれつ)なBKのポジション争いを勝ち抜いてみせる。
[藤里陽]
試合後のコメント
ゲームキャプテン・フッカー大塚健太郎(商4=佐賀工)
――序盤からテンポよくアタックしていた印象です。
「相手に合わせず明治のスタンダードを出して相手を圧倒しようと言っていたのでそこは良かったです。でももっと具体的なコミュニケーションを取って、組織的なアタックを意識したいです」
――Bチームには4年生が少ないですが、どのように引っ張っていきましたか。
「初めてゲームキャプテンを務めましたが4年生全員が盛り上げてくれたし、後輩も盛り上げて付いてきてくれたので良い結果が出ました」
矢野
――トライシーンを振り返っていかがでしたか。
「若いチームで僕は上級生なので、先制トライを取ってチームを引っ張ろうという気持ちで臨んでいました。そこでしっかり取れたので良かったです」
――ここまで春はAチームで出場が続いていました。
「悔しい思いをしたので、この試合でまたしっかり結果を残して、また来週からAチームに戻ろうという気持ちでやっていました」
左センター小幡将己(文2=石見智翠館)
――今後の目標を教えてください。
「自分の強みであるボールキャリーやコミュニケーションの部分で、チームがしんどいときにいかに元気づけられるかというところを意識したいです。Aチームの試合に出てチームの勝利に貢献できるようになりたいです」
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