課題の残る敗戦 専大に0―1/関東大学1部リーグ戦

2018.05.20
 不完全燃焼で終わった。2位で臨んだ専大戦。自分たちのサッカーができず、0―1で勝利を逃した。前半、得点チャンスを何度かつくり出すが、無得点。すると、後半7分に自陣でボールを奪われ、失点を許す。その後は、ほとんど好機が訪れず試合終了。連勝とはならなかった。

 相手の強みを生かされた。速攻が持ち味の専大。後半7分、自陣でボールを失い、最終ラインの背後に縦パスを通されてゴールを許す。「相手のカウンターは把握していた」(岩武克弥主将・政経4=大分トリニータU―18)ものの、狙い通りの形をつくられてしまった。

 厚みのある攻撃から程遠かった。選手間の距離が遠く、パスがなかなかつながらず「チャンスがあまりなかった」(安部柊斗・政経3=FC東京U―18)。単調な攻撃となり、得点を奪えず。村田航一(法4=日章学園)は「自分たちのペースで試合を運べなかった」と、試合の主導権を握れなかったことを悔やんだ。

 連敗は許されない。 次節は降格圏内の11位・東洋大戦。前期リーグ戦の折り返しを迎え、4勝2敗の4位。「連敗すると優勝できない」(栗田大輔監督)。気持ちを切り替え、必ず勝利をつかみ取る。

[高井正明]

順位 チーム名 勝点 総得点 総失点 得失点差
◆順位表◆
【第6節終了】
早大 13 10
順大 12 16
駒大 12 14
明大 12 10
法大 10
専大 11 -5
筑波大 10 -1
東京国際大 10 -3
流経大 10 -1
桐蔭横浜大 10 -1
11 東洋大 12 -8
12 国士大 10 -5

試合後のコメント
栗田監督
――試合を振り返っていかがですか。

 「今日は、いいところが全くないゲームでした。(原因は)油断じゃないですかね」

――油断はリーグ戦の順位が高いことなどからきているのでしょうか。
 「直接的な要因は分からないですけど『自分たちはやれるだろう』という気持ちだと思います。一つ一つを見ていてふわっとしていました。そういう部分が試合の中で出ていたと感じます」

小野雅史(政経4=大宮アルディージャユース)
――個人的な反省点はありますか。

 「自分がゴールを決めないといけません。試合を勝たせないと自分がいる価値がないと思います。毎試合の反省になりますが、そこは感じているところです」

村田
――次戦の東洋大戦に向けて意気込みをお願いします。

 「今日の試合は、得点力が足りませんでした。積極性も足りなかったです。次の試合では、得点力と積極性を求めていきたいです」

安部
――今日の攻撃陣はいかがでしたか。

 「少ないチャンスを決め切れるかが、今後のリーグ戦の順位に関わってきます。チャンスが少ないなら、その少ないチャンスを決め切る力が必要だと思います」