強豪・日体大をストレートで撃破 6位でリーグ戦閉幕/春季関東大学男子1部リーグ戦

2018.05.20
強豪・日体大をストレートで撃破 6位でリーグ戦閉幕/春季関東大学男子1部リーグ戦
 格上相手に攻め切った。最終戦の相手は試合前の時点でリーグ4位の日体大。1セット目、序盤から互いに譲らず得点を重ね試合は中盤へ。14―14の場面で「三輪にブロックが来ていたので、いろいろと混ぜながらやろうと思っていた」(上林)と鎌田を絡めたトリッキーなコンビ攻撃で流れをつかむ。さらに上林が1枚ブロックで相手のレフトを封じ25―18でこのセットを制した。続く2セット目は終盤までもつれる展開となるも、池田のノータッチサービスエースを含めた7連続得点で突き放し奪取する。また、3セット目では強化を図っているサーブから相手を崩し、乱れたボールを小松が2連続でたたき込むなど、終始相手を寄せ付けずストレート勝ちを収めた。

 全ての歯車がかみ合ってきた。チームは5勝6敗でリーグ6位の成績だったが、今季11試合中10試合にスタメン出場したルーキー・三輪が、新人賞・スパイク賞の両部門で2位という結果を残した。また今試合では蓮見郁也(政経1=春日部共栄)もリーグ初出場ながら途中交代でチームに流れをもたらすなど、今大会はルーキーの活躍が目立った。さらには、昨季に引き続き、主将の小川がリベロ賞を獲得し、上級生も力を遺憾なく発揮している。今大会での収穫を次につなげ、東日本インカレでの快進撃を期待したい。

[藤山由理]

鈴木康時監督
――6位という順位についてはいかがですか。
 「最後厳しい試合だったのですが、6位までこられたというのは一つあるんですけれども、開幕前はもう少し上を狙っていましたので、残念と言えば残念です」

小川
――今回のリーグを振り返っていかがですか。
 「前半戦は負け試合が多くて、もっと勝てていれば上位にもいけたと思いますし、その厳しさをリーグ戦が始まる前に教えられなかった自分の責任もあります。その分を秋リーグでやり返してやろうという気持ちは出てくると思います」

――東日本インカレに向けて課題と意気込みをお願いします。
 「課題はサーブレシーブからの攻撃とリードブロックの完成度を上げることです。東日本インカレではタイトルを取ります」

小松
――今季はブレイクのきっかけとなるリーグとなりました。
 「1、2年の頃はリベロでやっていて、こうやって活躍できたというのは自分の中でも一番自信になったし、その分部員が27人くらいいて、出られている7人の1人という自覚もしっかり持ってやらないといけないと。そういった意味では自信もついたし、チームとしての代表としての自覚も芽生えて取り組まないといけないと思ったので、これから1年通して試合に出続けられるように、頑張りたいと思います」