
(男子)4年生3人で表彰台独占 鎌田英が優勝/関東学生選手権
3人で挑むラストシーズンが迫っている。これまで4年生3人は小学生の頃から互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、腕を磨いてきた。「同期の存在は大きい」(佐上)。仲間として、時にはライバルとして、同期の存在は大きな刺激となっている。目標は〝インカレのフィギュア部門優勝〟。入部してからあと一歩のところで逃してきた栄冠を目指し、好調のまま9月から開幕する最後のシーズンを迎えたい。
[大西健太]
試合後のコメント
佐上
――演技を振り返ってみていかがですか。
「昨年は練習をしてきたこと以下の結果になってしまうことが多く、不安が残っていましたが、そのまま練習してきたことが今回の演技では出せました。自信を持って練習ができれば、それと同じことが試合でも出せることが少しずつ自信になってきたと感じています」
梶田
――演技を振り返ってみていかがですか。
「ジャンプやスピン、ステップなどの技術的な部分がこの時期にしては大崩れしなかったので良かったですが、プログラムの音源を間違えてしまいました。氷上以外で変な失敗が出てしまったのが一番の反省です」
――選手として最後の年になりますが、どのような思いでこの1年間をやっていきたいですか。
「こんな僕でも小さい時から応援してくださっている人がたくさんいらっしゃるので、その人たちに恩返しができるように、良かったと言って送ってもらえるような演技を一番にしたいです。あとは果たせてないインカレのフィギュア部門での優勝を果たしたいです」
鎌田英
――演技を振り返ってみていかがですか。
「演技自体は一つ一つ集中できていたので、エレメンツ(技術要素)は良かったですが、表現や滑りの部分では少しもったいない部分も多かったです」
――コンディションが悪い中での収穫はありましたか。
「どんな状態でも試合に持ってくるピーキングの状態の大切さと、どんな状態に置かれても平常心を保つということを今後の自分にも役立つと思うので、また一つ自分が強くなれたという意味ではかなり収穫になりました」
――これからの1年間に懸ける思いはありますか。
「同期が2人とも引退してしまうので、2人と一緒に切磋琢磨して競技をやっていきたいです。僕自身の競技人生が2年なので、来年の引退シーズンを最高の形で収められるようにこの2年で新しい技を習得し始めたいと思います」
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