強豪・筑波大に奮闘実らず リーグ戦黒星スタート/関東学生1部リーグ戦

2018.05.19
 激しい点の取り合いとなった。リーグ初戦の相手は昨年準優勝の筑波大。序盤から積極的なアタックを繰り返し、第2ピリオド終了までに1点差と互角の展開を見せる。しかし、第3ピリオドにディフェンスのほころびを突かれ7失点を喫してしまう。最終第4ピリオドに3連続得点を含む5得点を奪うも、反撃はここまで。シーズン開幕戦は11―16で敗戦となった。

 若い力で強豪相手に食らい付いた。試合時間残り30秒、相手の退水を誘い、数的有利な状況をつくりだすと、ゴール前でパスを受けた増田隆広(商2=明大中野)がゴール。一時8点まで広がった点差を5点差まで戻し、強豪相手に確かな爪痕を残した。今試合の先発メンバー7人のうち、1、2年生は5人。「今後に期待ができる」(明石将裕監督)と、長いリーグ戦を戦い抜くのに十分な戦力がそろった。今回は力及ばず敗戦となったものの、今後に希望の持てる内容となった。
 絶対王者相手に実力を証明する。次戦はインカレ20連覇中の日体大。「1点でも多くもぎ取りたい」(熊谷郁・営1=明大中野)。体育会に復帰して2年。少しでも多くのシュートチャンスをものにして、立ちはだかる大きな壁に全身全霊で戦い抜く。

[清水康佑]

試合後のコメント
明石監督
――今回の試合の振り返りをお願いします。
 「先週も筑波大学と練習試合をしていて、フルメンバーではなかったですけど結構な差で負けてしまいました。今回の試合でも差が付くかなという気がしていたんですけど1ピリオド目と2ピリオド目はほぼ差がなく終われたので良かったです。筑波大とはよく練習試合をさせてもらっていて、最初のほうは20点差とかで負けていたんですけど、徐々に選手たちの実力もついてきたかなという感じです」
――良くなかった点はどこですか。
 「第3クォーターでの対応ができなかったのと、シュート決定率の低さですかね。打つところまではいっているんですけど、決めなきゃいけないところでなかなか決まりませんでした」

熊谷
――今回の試合の振り返りをお願いします。
 「個人的にはあまりシュートを決めることができませんでした。チームとしては格上相手に競った試合をすることができたのでよかったと思います」
――前半で互角の展開を演じられた要因は何ですか。
 「うまくディフェンスがはまったと思います。みんな集中していてその中でカウンターにつなげることができました」