Bチーム 後半にギアチェンジ 慶応に勝利/練習試合

2018.05.19
 後半で勝利を決定づけた。前半はハンドリングエラーを連発しペースをつかめなかった。しかし、前半終了間際にスタンドオフ二浦瑞樹(営3=明大中野)のキックパスにフルバック石井雄大(政経4=国学院栃木)が反応し勝ち越しトライ。前半を12―5で折り返すと、後半は控えのメンバーが躍動しトライを重ねた。後半33分にはゴール前のラック右側から走りこんできた福田陸人(法1=国学院栃木)にボールが渡ると勢いそのままにグラウディング。最終結果は38―19で勝利した。

 後半から出場した花村海斗(法2=名古屋)は光る個人技で観客を沸かせた。後半20分、グラウンド中央でボールを受け取ると、相手ディフェンダーのわずかな間を抜けビッグゲイン。追加点の起点となった。「自分から積極的に仕掛けるのが持ち味」。その後もその積極性で幾度となくチャンスを作りだした。高校まではスタンドオフとしてチームを引っ張っていた花村。チーム事情も重なり、昨シーズンはスクラムハーフとしての出場も多かった。「相手のスキを見つけ出す視野が広がった」というハーフでの経験が花村の持ち味に磨きをかけた。「目標は1日でも早く紫紺を着ること」。激しいレギュラー争いを勝ち抜くためアピールし続ける。

[鈴木貴裕]

試合後のコメント
ゲームキャプテン・左ロック外岡悠太郎(商4=国学院久我山)
――試合の振り返りをお願いします。

 「前半は暑いコンディションにやられてクイックセットできなくて、相手の早いディフェンスに付き合ってしまいました。後半はリザーブのメンバーがエナジー出して流れを変えてくれました」

石井
――トライシーンを振り返っていかがでしたか。

 「裏が空いていることが多くて、しっかり二浦とコミュニケーションを取れた結果、良いトライが生まれたと思います」

福田陸
――後半はご自身を含め多くのトライが生まれました。

 「相手のディフェンスがシャローだったので、アタックラインを深くするといった工夫をしました」

花村
――ご自身の振り返りをお願いします。

 「自分が出る頃には相手の足が止まっていたのでそのギャップを試合に出たら早いテンポでついていけてよかったです。スペースを見つけるために早く準備をしていいクイックセットで相手のスキを突けました」