実力の差を見せつけ、日大に快勝/春季関東大学1部リーグ戦

2018.05.13
実力の差を見せつけ、日大に快勝/春季関東大学1部リーグ戦

 サーブから流れをつくり勝ち切った。1セット目、以前から課題にしていた立ち上がりで相手に連続得点を許す。しかし中盤に松田のサーブから相手のミスを誘うとそこから5連続得点。さらに終盤には「今日はかなり合っていた」(松田)というミドル陣のクイックがさえ渡り、25-22でこのセットを制した。続く2セット目、3セット目も、終始サーブで攻めチャンスをつくる。乱れた相手を「ラリーの中でも一人に偏らないように意識していた」(上林)と小松や池田のバックアタックを絡めた多彩なコンビで切り返し、得点を重ねた。また小川のレシーブも随所に光を見せ、攻守がかみ合い危なげなく勝利を収めた。
 
 ブロックの完成度にも磨きがかかる。コミットブロックからリードブロックへとシステムを変更し、それに付随するように「サーブで崩すのが一番効果的だと話していた」(小松)とチーム全体でサーブに対する意識の変化も見られた。リーグ戦も残り1試合となる。先に続く東日本インカレに向けても実りのある試合を期待したい。
 
[藤山由理]

試合後のコメント
 小川 
――1セット目序盤相手に連続得点をされてしまいましたが。 
 「いつも前半のスタートを集中と話しているんですけど、今日もそれをつくり切れてなかったので課題ですね」

――ブロックをかけてからの切り返し、つなぎが良かったように思えますが。 
 「サーブも走っていたので、ミスもあったんですけどその点絞りやすかったですし、タッチも取れていたので良かったと思います」
――来週の最終戦に向けて課題と抱負をお願いします。 
 「自分たちが東日本インカレと全日本インカレに向けて目指しているチームスタイルができあがるように、リーグ戦を大事にして戦いたいと思います。課題としては、サイドアウトとブロックです」

小松
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
 「とりあえずは無事に勝ててほっとしているという部分と、相手が今までに比べて弱かったので自分たちの力を過信しないようにしたいと思っています」

――上林選手のトスはいかがでしたか。
 「上林は試合中にも『レフトへのトスの調子が悪い』と話していて『何言ってんだこいつ』と思っていました(笑)。ただいつも上林に助けられている部分もあるので、今日は自分が助けてあげたいと思って打ちました」