法大撃破で2位浮上! リベンジ果たす/関東大学1部リーグ戦

2018.05.06
 リベンジを果たした。昨年一度も勝利を収めることができなかった法大との一戦。序盤に攻め込まれるも前半18分に狩土名禅(文2=桐生一)が左足を一閃(いっせん)し、先制点を挙げる。1点リードで迎えた後半、互いに1点を狙う攻防が続く。試合が明大に傾きだした後半31分に途中出場の佐藤凌我(政経2=東福岡)が待望の追加点を押し込んだ。そのまま失点をゼロで抑え試合は終了。2-0で見事勝利を収め、チームは2位に浮上した。

 監督の采配が功を奏した。スタメンを大きく変更した法大戦。後半10分、フォーメーションを通常の4-4-2から法大対策として3-4-3へと変更した。リーグ得点ランキング1位の上田綺世(法大)の投入でやや押されるも、佐藤瑶大(情コミ2=駒大高)が得意の空中戦で得点王を封じ込めた。「誰が出ても変わらないサッカーをしよう」(岩武克弥主将・政経4=大分トリニータU―18)と攻撃面でも采配がマッチ。後半シュート数8本と法大を圧倒。後半31分には佐藤凌のリーグ戦初ゴールとなった追加点で試合を決めた。2年生が活躍し、柔軟な対応でゲームの幅を広げた明大。5戦4勝の勢いで王座奪還へ一直線に駆け上がる。

 決定力を高めたい。2得点の活躍の裏でGKとの1対1の大チャンスを外した場面は3回。今試合シュート数最多5本の村田航一(法4=日章学園)も無得点に終わった。それでも「得点以上のすごさがあった」(栗田大輔監督)。また、2年生コンビの得点でチームは上向きになっている。第5節は勝ち点12で上位3校が並ぶ結果に。次節の対戦相手は10位専大。2連勝で抜きに出るには絶対的ストライカーの誕生が不可欠だ。

[木田諒一朗]

順位 チーム名 勝点 総得点 総失点 得失点差
◆順位表◆
【第5節終了】
駒大 12 12
明大 12 10
早大 12
順大 12
法大
筑波大 -1
東京国際大 -3
流経大 -1
桐蔭横浜大 -1
10 専大 11 -6
11 東洋大 11 -8
12 国士大 -4

試合後のコメント
狩土名
――無失点勝利となりました。

 「ディフェンスラインの(佐藤)瑶大も岩武(克弥)くんも本当に体を張って、相手のFWに何もさせなかったのは、勝利のカギだと思います」

――ゴールシーンを振り返ってみていかがでしょうか。
 「ゴールが見えたのでシュートに自信がありますし、ここで打っておけば入るかなと思いました」

佐藤凌
――初ゴールの感想を教えてください。

 「ずっと去年出られなくて今年はスタメンや途中出場で出させてもらいました。点が取れずに困っていたのでうれしかったです」

――チームの攻撃好調の理由はなんでしょうか。
 「攻撃で前向きに意識してシュートをどんどん打っていこうと試合に入ったので、みんなが前に前に行けたと思います。ゴール前の人数が多かったですし、そういった点が得点につながったかなと思います」