法大に2季連続SO戦で敗戦 3位決定戦に回る/関東学生春季1部リーグ戦

2018.05.06
 悔しすぎる幕切れだ。順位決定戦予選は法大との対戦。お互い無得点のまま迎えた第3Q9分、千原史也(商4=横田)のゴールで待望の先制点を挙げる。しかし第4Q5分、PC(ペナルティーコーナー)を沈められ同点に。SO(シュートアウト)戦へともつれたが、シューターが5人連続失敗。0―1で敗戦し、3位決定戦へと進むことになった。
 決定力不足に泣いた。終始相手を押し込みながらも千原の1得点のみに終わった。2度のPCも不発に終わり、小池文彦監督の掲げる〝1チャンス1点〟とは程遠い結果に。逆に法大は第4Qに獲得した今試合唯一のPCを得点につなげた。「攻めても決め切れず、つらい状況だった」と前田隆昭主将(営4=丹生)。ディフェンス陣は堅い守備を続けていたが、あと一押し足りなかった。

 小池監督は試合後「弱いから負けた。その一言」とばっさり。技術のあるMFを中心とした攻撃に選手たちも手応えを感じていたが、優勝には届かなかった。次戦は早大との3位決定戦。予選プールで引き分けた相手だが、勝って春季リーグを終えたいところ。6月末には全日本大学王座決定戦が始まる。この敗戦を糧に、日本一への再スタートを切る。

[楠大輝]

試合後のコメント
小池監督
――敗因はどのように考えていますか。

 「気持ち的な部分とFWの弱さ。あとは層の薄さ。そこだと思います。シュート数とかは上回っているし、中盤のボールポゼッションもうちの方が上。気持ちで押し込まないといけないです。まずは決定力を上げることと大事な時にPCを取るということをやっていきたいと思います」

前田
――試合を振り返っていかがですか。

 「アップからSOまで自分たちの甘さ、弱さが全て出ました。シュートを決めるところでしっかり枠を狙って決め切れない。SOは練習してきましたが本番に弱い。追い込みが足りなかったと思います。僕以外のDFは良かったですけど、僕自身が落ち着いてプレーできませんでした。甘さが出ているので、それを振り返って反省しようと思います」

野井辰真(法2=伊予)
――GKとして振り返っていかがですか。

 「法大は決める時に決めてくるという感じでした。そこを止められなかった自分の練習不足かなと思います。(SO戦は)全部止められるボールだったのですが気持ちで負けたかなと思います。相手のキーパーの方が結果的にうまかったかなと思います」