全員でつかみ取った勝利 リーグ二つ目の白星/関東学生春季1部リーグ戦

2018.05.04
 リーグ5連敗の中迎えた東海大戦で勝利を収めた。出だしからミスを抑え4連続得点。後半苦しい場面もあったが、選手同士で声を掛け合い、最後までリードを守り切った。これでリーグ2勝目。やっとつかんだ勝利に、選手たちの笑顔がはじけた。

 チーム一丸で勝ち切った。カギとなったのはチームワーク。「今日は特に試合に向かう姿勢が良かった」と山田信也(政経3=愛知県私立愛知)。早朝から全員が集まり、東海大の動画を見て研究。課題であった速攻についての意識も全員で共有し、この試合は出だしから連続得点を決めた。
 後半にはパスミスが続き6連続失点を許したが、リスクの高い7人攻撃を成功させ、流れを味方につけた。選手の気持ちが一つにならないとできないこの攻撃。最も活躍を見せた松本崇雅(政経4=岩国)が「チャンスをつくってくれたみんなに感謝」と話したように、選手全員が輝いた試合だった。

 「試合を重ねるごとに良くなってきている」と加藤良典監督も手応えを感じている。残り2試合の対戦相手は順大と日体大。勢いそのままに連勝を収め、笑顔でリーグを締めくくりたい。

[長谷川璃月]

加藤監督
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
 「出だしからディフェンスで足が動いていて速攻も出ていたというのは今までにないゲーム展開で、ミスも前半2本に抑えられたので良かったと思います」

――昨日の後半から何かつかんだのでしょうか。
 「試合を重ねるごとに良くなってきています。今日は速攻の本数が少ないという話をしていて、速攻を意識すればディフェンスも足動くので、今日はしっかり意識できていたと思います」
――6連続失点がありました。
 「1試合通して自分たちの流れだけというのはなくて、相手の流れが来た時にどうするか。今日は相手の流れの時間が長かったので、ディフェンスで1回締めたかったです」
――松本の活躍が目立ちました。
 「元々力はある選手で、4年生なので気持ちも入っていたのかなと思います」
――次の順大戦に向けて一言お願いします。
 「順天は特に今日勝って勢いに乗ってると思います。1週間しっかりと対策をして戦いたいと思います」

山田
――今後の課題は見つかりましたか。
 「自分たちのミスで相手に6点連続取られてしまったところです。あの時間帯でいつも悪くなってしまうので、意識して声を掛けなければならないと思いました」

――7人攻撃をして手応えはいかがでしたか。
 「点が取れてなかったので何か変えなければならないという状態で点が決められたことは、チームにとってすごく良かったです。次の試合でも流れを変える場面でできるように、練習のうちからミスを少なくしていきたいです」