堅守速攻の早大に0―1で敗北 開幕4連勝ならず/関東大学1部リーグ戦

2018.05.04
 全勝同士の戦いは早大に軍配が上がった。2年ぶりに1部復帰を果たした相手に前半17分、カウンターから得点を許す。その後はサイド攻撃を中心にチャンスをつくるも無得点。0―1で試合は終了した。4節目にして初めての黒星。明大は順位を二つ下げ4位となった。

 相手の思惑通りになってしまった。前半17分に自陣中央でボールを奪取されると、すかさずDFの背後に抜け出した相手に決められ失点。一本のパスを一発で仕留められてしまった。 その後はひるむことなく果敢にゴールに迫ったが「早大は1点を守り切るのが狙いだった」(栗田大輔監督)。全体的に低めのポジションを取り守備を堅める相手に苦戦。早大の2倍を超える12本のシュートを放つもゴールネットを揺らすことはできなかった。これまで3試合8得点と攻撃が爆発していた明大。今試合は相手の戦略を前に打開策を見いだせなかった。

 次節は難敵・法大との一戦に臨む。昨季のリーグ戦では1敗1分けと勝ちなし。総理大臣杯でも決勝の舞台で敗北を喫した因縁の相手だ。「勝ちにこだわりたい」(袴田裕太郎・法4=浜松開誠館)。次節までの中日はわずか2日。再び勝利の上昇線を描くために、下を向いてはいられない。

[浅野拓磨]

順位 チーム名 勝点 総得点 総失点 得失点差
◆順位表◆
【第4節終了】
早大 12
順大 11
駒大 10
明大
法大
専大 10 -5
筑波大 -2
東京国際大 -4
流経大 -2
10 桐蔭横浜大 -4
11 東洋大 -5
12 国士大 -3

試合後のコメント
小野雅史(政経4=大宮アルディージャユース)
――率直なお気持ちを教えてください。

 「今日は正直自分たちのサッカーができなかったのが敗因です。お互いに3連勝で、勢いのあるチームだったので絶対に落としたくありませんでした。素直に悔しい思いです」

――早大はどのようなチームでしたか。
 「リトリートで、僕たちがゴール前に入ったときに、奪って切り替えてパワーを持って攻めてくるのが早大のスタイルでした。自分たちがそれに対応できず、ゲームの中で修正できなかったのが課題です」

森下龍矢(文3=ジュビロ磐田U―18)
――敗因を教えてください。

 「敗因は二つあって、一つ目は決めるべきところで点を取れなかったことです。もう一つは攻めているにもかかわらず、自分たちのミスから失点してしまったことです。ミスからの失点は明大に多いです。どこかで気の緩みとかあるからミスは起きます。ですから、練習から突き詰めて、ミスを許さない雰囲気をつくっていくことがミスを減らす第一条件だと思います」

――次節への意気込みをお願いします。
 「法大は昨年の総理大臣杯決勝で負けた相手です。昨年の4年生の先輩たちの雪辱を果たすため、勝って取り返しにいきたいです」