
フルセットも筑波大に惜敗 春季リーグ後半戦で2連敗/春季関東大学1部リーグ戦
フルセットも筑波大に惜敗 春季リーグ後半戦で2連敗/春季関東大学1部リーグ戦
8戦目の相手は昨秋リーグで勝利を収めた筑波大。春季リーグでいまだ1敗の強豪との対決だ。第1、2セット、自陣に大きな崩れはないものの、相手に地力を見せつけられ、セットカウント0―2と追い込まれる。続く第3セット序盤、セッターをオポジットと合っていなかった鈴木から上林直澄(法2=東亜学園)に変更すると、直後に逆転に成功。その後も「勝つことだけを考えていた」(上林)という言葉通りの積極的なトス回しが生き、1セットを返した。
執念で勝ち取った。なおも後がない第4セット。両チーム堅実なプレーでサイドアウトを重ね、ジュースにもつれ込む。均衡が崩れず迎えた28―28の場面、小松のスパイクが完全にシャットアウトされ、筑波大のマッチポイントに。だが上林が次のセットアップで選んだのはまたも小松だった。「自分がブロックする側だったらマークを薄くすると思った」(上林)。小松の腕から放たれたボールはノータッチで敵陣に突き刺さり、点差を再びイーブンに戻した。その後も最終得点を吸い込みで決めるなど、小松が奔走。激しい点の取り合いを制し32―30でこのセットを奪取した。流れに乗る明大だったが小澤(筑波大)の強烈なジャンプサーブなどに阻まれ、最終セットではあと一歩が届かず。13―15で落とし、2連敗を喫することとなった。
序盤の立ち上がりが課題だ。春季リーグ8戦のうち第1セットを落とした試合は実に5試合にも上る。「前半だってチャンスがないわけではなかった」(鈴木監督)。試合序盤の得点力がチームの明暗を左右するだろう。春季リーグも残すところ3試合。強豪相手に気を抜ける試合は一度もない。「1セット目からエンジン全開で」(小川)、ただひた走るしかない。
執念で勝ち取った。なおも後がない第4セット。両チーム堅実なプレーでサイドアウトを重ね、ジュースにもつれ込む。均衡が崩れず迎えた28―28の場面、小松のスパイクが完全にシャットアウトされ、筑波大のマッチポイントに。だが上林が次のセットアップで選んだのはまたも小松だった。「自分がブロックする側だったらマークを薄くすると思った」(上林)。小松の腕から放たれたボールはノータッチで敵陣に突き刺さり、点差を再びイーブンに戻した。その後も最終得点を吸い込みで決めるなど、小松が奔走。激しい点の取り合いを制し32―30でこのセットを奪取した。流れに乗る明大だったが小澤(筑波大)の強烈なジャンプサーブなどに阻まれ、最終セットではあと一歩が届かず。13―15で落とし、2連敗を喫することとなった。
序盤の立ち上がりが課題だ。春季リーグ8戦のうち第1セットを落とした試合は実に5試合にも上る。「前半だってチャンスがないわけではなかった」(鈴木監督)。試合序盤の得点力がチームの明暗を左右するだろう。春季リーグも残すところ3試合。強豪相手に気を抜ける試合は一度もない。「1セット目からエンジン全開で」(小川)、ただひた走るしかない。
[島田雄貴]
試合後のコメント
鈴木監督
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「今日はだいぶ集中力もあって、つなぎもできたので良い感じではあったのですが、ちょっとしたところのミスを相手に切り返される場面が多かったのでそこが良くなかったです」
小川
――4セット目は終盤かなり白熱した展開になりましたが振り返っていかがですか。
「我慢できたのは大きいし、去年から試合に出ている選手がいるわけでもないので、普段練習でちゃんとやっていた勝負強さが出ているのかなと思っていて、いい経験になったと思います」
小松
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「色々ありますけど、一番は悔しいという感情です。フルセットまでいって勝てた試合だったので」
――4セット目の心境について教えてください。
「自分は身長も低いし、経験もないし、良い選手でもありません。だから1本シャットされるぐらいは仕方がないと割り切ってシャットされた後もすぐに切り替えることができました。ジュースで競っていて、弱気なプレーはしたくないと思っていましたし、周りからの声もよく聞こえて、それが4セット目の最後のスパイクになりました」
「自分は身長も低いし、経験もないし、良い選手でもありません。だから1本シャットされるぐらいは仕方がないと割り切ってシャットされた後もすぐに切り替えることができました。ジュースで競っていて、弱気なプレーはしたくないと思っていましたし、周りからの声もよく聞こえて、それが4セット目の最後のスパイクになりました」
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