3日間の大会に幕 夏に向けて再起を図る/全日本学生個人選手権

◆4・27~29 第64回全日本学生個人選手権(はびきのコロセアム)
▼105キロ級
  中島  記録なし  
  村上  記録なし
▼+105キロ級
 8位 古山 S128 J155 T283

※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル

 重量級の試技が行われる大会3日目。105キロ級、+105キロ級に3人の選手が出場した。105キロ級の中島要(営4=栃木翔南)は腰のケガの影響によりスナッチで1本も刺せず。そのままジャークは棄権し記録なしに終わった。続く村上堅信(政経1=滑川)も入学以降続く不調から抜け出せず、ジャークで3本連続失敗。苦いデビュー戦となった。また、+105キロ級に出場した古山翔太(政経3=金足農)は大会2週間前にかかった胃腸炎の影響で、ジャークでは自己ベストを16キロ下回る結果に。1カ月で12キロもの体重が減った中で臨んだ試合は「ボロボロの結果だった」と肩を落とした。
 
 ここからが勝負だ。今大会を通して5人が棄権、6人が記録なしと「まさに惨敗」(本多達雄監督)。今後に不安を残す形となった。「食事など基礎的なところから個々に見直していく」(本多監督)。チームの一番の課題であるケガを克服し、7月の東日本大学対抗選手権、そして12月の全日本大学対抗選手権に向けて巻き返しを狙う。

[高野夕]

試合後のコメント
本多監督
――大会を振り返っていかがですか。

 「まさに惨敗ですね。個々のパフォーマンスが上がらず、ケガをして出られない選手もいて」
――チームの課題はなんでしょうか。
 「練習量は変わってないと思うんですよ。ただ今年から学生に食事面を任せてしまって、バランスが悪くてケガなどにつながってしまった部分もあると思います」
――今後に向けて意気込みをお願いします。
 「一人一人にテーマを与えて、個別に指導していこうと思います。東日本インカレで3位以内を目指してやっていきます」

中島
――今日の試技を振り返っていかがですか

 「大学に入ってから一番悪い結果になってしまいました。0を取ってしまったというのは情けないです」
――今後に向けて意気込みをお願いします。
 「腰をいたわりつつ練習して、腰が治ったらすぐに調子を上げられるようにしたいと思います。団体戦には間に合うように頑張りたいと思います」