3年ぶり開幕3連勝 今季リーグ戦初完封で国士大に快勝/関東大学1部リーグ戦

2018.04.29
 盤石の試合運びを見せた。リーグ戦9度の優勝を誇る名門・国士大との一戦。序盤からペースを握り、前半32分にMF小野雅史(政経4=大宮アルディージャユース)が左足を振り抜き先制を果たす。後半は押し込まれる時間帯もあったが、DF岩武克弥主将(政経4=大分トリニータU―18)を中心にゴールを死守。1―0で勝利し、開幕3連勝とした。

 狙い通りの一撃だった。前半32分、DF袴田裕太郎(法4=浜松開誠館)からボールを受けた小野が中央へ切り込む。ペナルティエリアの外からミドルシュートを放つと、ボールはゴール左隅に突き刺さった。「自分がチームを勝たせないといけない」(小野)。頼れる10番の2試合連続ゴールが決勝点となった。


 最後まで気を緩めなかった。「失点0を目標にしていた」と袴田。被シュート数はわずか1本で、無失点に抑えた。攻守の切り替えも早く、危なげない試合運びを見せた。「練習が良いのが好調の要因」(栗田大輔監督)。前節から2週間の空き期間を存分に生かし、勝利をつかんだ。

 次節の相手は明大同様、開幕3連勝中の早大。2部降格から1年で復帰した「パワフルで勢いがあるチーム」(袴田)を迎え撃つ。4連勝を飾るべく、打倒ワセダだ。

[渡部伊織]

順位 チーム名 勝点 総得点 総失点 得失点差
◆順位表◆
【第3節終了】
順大
明大
早大
法大
駒大
桐蔭横浜大 -3
専大 -6
東洋大 -4
国士大 -2
10 筑波大 -4
11 東京国際大 -5
12 流経大 -3

試合後のコメント
栗田監督
――開幕3連勝です。

 「2週間空いたので、前の2戦は忘れてまたゼロからやりました。目の前の1試合に全力を注いでとにかく勝つことと、失点を0に抑えることが大事なので、0で抑えられて勝てたのは良かったです」

小野
――見事なゴールでした。

 「監督からも求められていました。自分としても殻を破るには必要だと思っていて、たまたまかもしれませんが、結果が出て良かったです。これから、あのようなシュートを打てるボランチは必要になると思います」
――次戦への意気込みをお願いします。
 「三原則の徹底をチームで統一することが一番大事です。その中で攻撃でもっとアイデアを出して、全員が結果を残せば勝てます」

袴田
――完封勝ちでした。

 「失点0を目標にやっていたので、完封できて良かったです。明大でよく言われている球際、運動、切り替えの三原則を意識して90分間通してやれたからですね」
――次戦への意気込みをお願いします。
 「早大は気合いのあるチーム。パワフルで勢いがあります。前から寄せてくるので、そこに負けずに走って勝負したいです」