
早大と同率優勝 男子総合5連覇達成/東京六大学春季対抗戦
直接対決を制し、男子総合5連覇を果たした。最終種目が始まる前の時点では、早大にリードを許していた明大。絶対に負けられない状況で4×100メートルフリーリレーを迎える。レース中盤まで早大に首位を譲ったまま、勝負はアンカー松元克央(政経4=千葉商科大付)に託された。今大会個人3種目制覇と圧倒的な力を見せつけた松元は50メートルの折り返しでトップに踊り出ると、そのまま後続を突き離しゴール。結果は早大と同率ではあるものの、冬季対抗戦に続いて総合優勝。インカレを含めた3大会完全制覇に向けて、弾みをつけた。
寮外生頼りでは覇権を死守できない。今大会、得点に大きく貢献したのは松元、矢島優也(商4=春日部共栄)、仲家槙吾(政経4=八王子)ら寮外生を中心としたトップ層。「一人一人が点数を取りに行くという気持ちがないと駄目」(佐野秀匡監督)とインカレ連覇に必要なのは総合力。そのために内田航主将(法4=淑徳巣鴨)率いるチームが掲げるスローガンは「煌星(きらぼし)」。「一人一人の個性が光れば、1つの大きなものになる」という意味を込めたスローガンだ。この言葉を胸に、チーム力でインカレ4連覇を目指す。
[綾部禎]
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