1点差で届かなかった日本一 帝京大に逆転負け/全国大学選手権

2018.01.08
 21年ぶりの快挙とはならなかった。帝京大に対し前半は積極的なアタックと固いディフェンスにより10点差でリードする。しかし後半ゴール前でのペナルティーなどミスが目立ち逆転を許してしまう。終わってみれば後半もノートライに終わり、最終スコアを20-21というわずか1点の差で敗北。悲願の日本一を手にすることはできなかった。

後半0トライ
 前半の流れのままにいくことはできなかった。17-7とリードし迎えた後半戦。開始4分、帝京大のオフサイドによりアドバンテージを受けていた明治はショットを選択。これをスタンドオフ堀米航平(商4=流経大柏)がきれいに決め20-7とする。だが、この後から調子が狂った。後半10分には敵陣22メートル内でのマイボールスクラムで明治がコラプシング。後半19分にもAゾーンでのマイボールラインアウトから展開するも、ノットリリースザボールでまたもチャンスを生かせず。その後も同じようなミスが続き「ゴール前でのFWのプレーで負けてしまった」(左プロップ久原綾眞・政経4=佐賀工)とゴールまであとわずかのところで取り切れない場面が多かった。
 セットプレー、ディフェンス、ブレイクダウン。この三つにフォーカスしてゲームに臨んだ。しかしセットプレーではミスも多く、ブレイクダウンでもペナルティーを取られた。「自分たちが決めたところが80分間できなかったというところが今日の敗因だと思う」(左ロック古川満主将・商4=桐蔭学園)。80分間途切れることなく一貫して明治のラグビーを遂行することはできず、帝京大に付け入るスキを与えてしまった。

1点以上の差
 ただの1点の差というわけではなかった。「数字的には1点しか変わらない試合でしたが、その1点の遠さを23人全員が感じたと思います」(久原)。20-21。この数字を見て、勝てた試合と言う人もいるだろう。だが王者との差は数字以上のものがあった。「前半後半通して相手サイドにスペースはあったのでそこに攻めていこうとは思っていましたが、アタックする時間はあまりもらえなくてディフェンス時間を長くさせられたのは帝京大の強さかなと」(左センター梶村祐介・政経4=報徳学園)。相手の一瞬のスキを突き、常にアタックを仕掛けてくる帝京大に対し、食い込まれてしまうところもあった。また今試合で顕著になって表れたのは、Aゾーンに入ってからの展開だ。明治はゴール前でペナルティーを犯すなどしてチャンスをものにできなかった。だがその一方で帝京大はゴール前での攻防を制し必ずトライを取り切る。そのような決定力がこの1点の差に表れたのであろう。

 『NEW “MEIJI”』を完遂することはできなかった。だが大学選手権準優勝という新しい歴史は確かに刻まれ、またそれ以上に得たものも大きい。同大会3回戦敗退という早すぎる閉幕に終わった昨年から、『NEW “MEIJI”』を掲げ決勝にいくまでに成長した。この事実こそが大きな変化だ。今季の成長までの過程を良い文化として残し、これを生かしてまた来年の決勝まで備えたい。「来年の選手権で明治と帝京がまた戦って今度は勝つというのが本当に楽しみですし、そこに期待したいなと思う」(古川主将)。優勝まであと一歩だった悔しさを次につなげ「来年はこの借りを返せるようにここから新しいスタートを切ります」(右ウイング髙橋汰地・政経3=常翔学園)。今回果たせなかったその悔しさ、4年生たちの思いは、後輩たちにしっかりと引き継がれた。

[石塚真維]

試合後のコメント
左ロック古川満主将(商4=桐蔭学園)
「勝つことはできなかったですが、後輩たちに残せるものはしっかりと残せたと思うので、あとは新しいチームが、3年生以下がやってくれると思います。僕たちとしてはやり切りましたし、悔いのない楽しいゲームだったなと思います。1点でも何でも勝ち切るというところが帝京大学さんの強みだと思いますし、そこで明治が勝つというのは並大抵のことではないと思います。もっともっと今年やってきた以上にやっていかないといけないのかなというふうに思うので、そこは後輩たちが一番よく分かっていると思いますが、来年の選手権で明治と帝京がまた戦って今度は勝つというのが本当に楽しみですし、そこに期待したいなと思います。前半スコアして後半トライできなかったというのは、帝京大学さんの修正力であるとかディフェンスの我慢の部分というところで自分たちが我慢できずにペナルティーをしてしまったというところがあると思うので、そこは帝京大学さんの方が上だったのかなと思います。今までの明治だったらあのようなゲームになった時にFWは特に3人固まってボールをキープしようというようなプレーを選択すると思いますが、そのようにやっていたら絶対に勝てないなと思いました。なので少しでもゲインを切ったらFWがゲインラインに向かってどんどんアタックしてというのは春からずっとやってきたことですし、そこをもう一度思い出してタフな時間帯でプレッシャーがかかるところでしたがそこを逃げずにやり切ることがチームの勝利につながると思い、大きな成長につながると思ったので、そこはFW全員で統一して仕掛けようと声を掛けて戦いました。1点の差はセットプレー一つ一つの細かいところであるとか、ミスで終わってしまうところだとかが自分たちの弱みでもありますし、逆に帝京大学さんが僕たちのミスを誘発してプレシャーをかけてくるというところが強みだと思うので、本当にそういうところを詰めていかないといけないのかなと思います。今日は今まで4年間やってきた中で一番の応援でしたし、温かい声もたくさんいただいて、やっていて幸せだったなと、明治に来てよかったなと思えるような素晴らしい応援でした。これまでやってきたことを80分間出し切ったと思いますし、4年生中心となって本当にまとまって全員が諦めない良いゲームができたかなとは思うので、そこに対しての悔いは全くないです。1年間、4年間やってきたところが最後このような形でファイナルまで来ることができて、勝っても負けても引退というふうになれたのは本当に幸せだと思いますし、自分たちが優勝を狙えるチームだという実感は持てました。後輩たちにもそういうものをいろいろ残せたと思うので、良い1年間でしたし4年間だったなと思います。キャプテンとして自分らしくずっとやっていけたのは他の4年生が僕ができないところを助けてくれたからだと思うので、本当に4年生には感謝しかないです。来年以降は一人一人がまとまるというところが今年以上にできるかどうかにかかってくると思いますが、健太(福田)、祝原、井上、将太郎(松尾)とか試合に出ていた3年生を中心になってやってくれると思うので、僕たちは期待したいですし、楽しみな1年になるのかなと思います」

左プロップ久原綾眞(政経4=佐賀工)
「アップ中から全員声が出ていたので緊張は試合前にほぐれていました。今まで明治が苦戦していた前半の入りを大事にしようということについては今日の試合は完璧でした。一人一人のタックルが意識高く保てていました。体を張ったことが前半での結果につながったと思います。梶村はビッグプレーを大東戦でもやってくれたように、1人引っ張ってくれる人がいると他の全員も勢い付くので本当に彼は明治のエンジンとして良くやってくれました。スクラムはプレッシャーをかけるまではいかなかったのですが、前回のうまく組めなかった対抗戦に比べて相手を抑えて前3人の4年生の力というのを示せました。メンバー発表されたその日に3人で集まってやることを明確にして、練習後も3人で残って組んで練習していました。今日の試合前も自分たちは最後の年だからというのを意思疎通して気合十分でした。この3人で組めて言葉では言い表せないですが、しっくりくるというか朴と吉岡で自分も安心してプレーができました。後半は疲れもあってしんどい中でのきつい選択で一人一人の少しのずれに帝京につけ込まれてしまいした。帝京が大好きなゴール前でのFWのプレーで負けてしまったのが反省です。数字的には1点しか変わらない試合でしたが、その1点の遠さを23人全員が感じたと思います。来年以降はその1点を埋めるために後輩たちには1年間頑張ってほしいです。最後の最後に4年生全員は出し切ったと思うので、自分たちを見て少しでも何か感じ取って来年は優勝してほしいです。優勝できなかったので悔いがないわけではないですが、これからもラグビーを続ける身として良い経験ができました。改めて明治に入って良かったと自信を持って言えます。明治でラグビーに対する時間というのを大切にする姿勢を学んだので、次のステージに進んでも今日そして4年間の経験は生きると思います」

フッカー朴成浩(4=大阪朝鮮)
「悔しいですね。でも、帝京大も強かったので点差は1点ですけど、その1点は正直近い1点ではなかったかなと。良い勝負はしていましたけど、後半は自陣に釘付けになってしまっていました。攻めて1点差ではなく守っての1点差。ペナルティーも増えてしまいましたし、最後はゴールから遠かった印象です。自分自身は先発で選ばれて初めはびっくりしましたが、ラストゲームで失うものも何もないし明治はチャレンジャーなので最後は4年生なのでやり切ろうという気持ちが大きかったです。4年間は楽しいこととつらいことがありました。どちらかといえば楽しいことが少なかったと思いますが、最後決勝で試合ができてFW、BK、ファンの方々、OBの方々と明治で一体感が得られたことはよかったです。明治コールも聞こえましたし、良いプレーを少ししただけでも歓声が上がって、秩父宮がホームみたいになって自分たちの力になりました。日本一応援されているチームでプレーできて幸せでした。僕らは準優勝で『NEW “MEIJI”』になり切れたといったらなり切れてないと思うので、良い文化も残したので、それをしっかり生かして後輩たちには絶対日本一を取ってほしいです」

右プロップ吉岡大貴(農4=日向)
「1点差ですごく惜しいですが、この1点はとても大きいです。勝てたという意見もあるかもしれないですけど、そこで勝ち切れなかったのが帝京さんの強さだと思いました。シンプルに悔しいです。でも結果は結果なので、それを受け止めて今後も頑張っていきたいです。前半は先制して入りがすごく良い形でしたし、明治がやりたいプラン通りに進んでいました。セットプレーから安定させて、ディフェンス面では帝京さんのFWを前に出させないように激しくディフェンスしようと言われていました。それを通用させることができたので、良い流れで後半に持っていけたと思います。前半30分という短い時間での出場でしたが、あとはグラウンドにいるメンバーを信じて応援していました。FWは後半少しペナルティーを取られるシーンがありましたが、全体を通して良いスクラムを組めました。いざ組んでみると帝京さんの方がウエイトもありますし激しさもあったので、安定したスクラムでしたが強いなと実感しました。スクラムが大きく動いたりすることはあまりなかったですが、帝京さんのスクラムはガシッと組んだ時のインパクトや衝撃がとてもありました。押し負けた印象はありませんでした。今日の1列目は全員4年生でとても信頼しているので、熱いスクラムが組めたのではないかと思います。僕らは1年通してチャレンジャーの意識でやってきました。これからもそうですけど、その部分で今日はいかにハングリーにボールに執着して熱くディフェンスするかだと思っていたので、そういった点では決勝の舞台で明治のスタンダードの高さを示すことができたと思います。シーズンあっという間でしたが、中身の濃いすごく良い1年になりました」

右ロック箸本龍雅(商1=東福岡)
「4年生を優勝という形で終わらせてあげられなかったのは悔しいですけど、最初から最後まで自分なりに全力で戦えたのでやり切ったという思いはあります。僕も4年生に支えられてやってくることができたので、最後は一緒に笑って終わりたかったです。キャプテンの満さん(古川)とは同じ部屋で、いつもラグビーの話とか相談に乗ってくれて支えてもらいました。試合は前半でも後半でも帝京大にアタックを継続されているところを明治は我慢できた場面もあって良かったと思います。ディフェンスは粘りがありました。1年生で良い経験ができたと思います。まだまだ完璧ではないですけどディフェンスは今年1年で成長したところだと思います。さらに体を強くして、僕がチームの流れを引き寄せられるような選手を目指して頑張ります」

左フランカー前田剛(営4=報徳学園)
「本当に悔しいですけど、4年間自分と向き合えてラグビーできたので明治でよかったなと思います。自分を信じてハードワークすれば結果が付いてくることを4年間で学びました。ブレイクダウンで帝京大に絡まれて自分たちのボールを出せなかったというのが敗因だと思います。でも、ディフェンスではみんながプライドを持ってタックルしたり、すぐに立ち上がってラインに並んだりは良かったです。来年、ブレイクダウンの精度をさらに徹底して後輩たちにはファイナルで勝ってほしいと思います。(何度も体を張り続けたのは)自分は器用なプレーができる方ではないので、タックルというプライドや勝ちたいという思いが一番表れるプレーでチームにエネルギーを与えようと意識していました。勝てなかったですけどディフェンスなど自分たちのプライドは見せられたと思います。これからはトップリーグでラグビーを続けるのですが、ファイナルで勝つ難しさを学べたので、次の舞台で生かしていきたいです。まず試合に出場すること。1年目から出られるようなタイプではないと思いますが、下積みだとか出られなくても自分にできることからやっていきたいと思います。後輩たちにとってこの決勝は良い経験になったと思うので、来年この舞台に立ってもパニックになることはないと思います。下級生も出ていて期待できる年だと思うので頑張ってほしいです。(明治でのラグビー人生は)自分と向き合えた4年間でした」

右フランカー井上遼(政経3=報徳学園)
「大事な局面でミスをしてしまって負けたので悔しいです。試合の入りは良くて前半を折り返すことはできましたが、後半の60分過ぎたあたりから帝京大の圧力を受けてゴール前まで攻められてしまいました。明早戦が終わってから明治はレベルアップできていたと思います。今年1年は個人としてもチームとしてもハードワークした1年で、誰よりもどのチームよりもきついことをやってきたという自負をチームの全員が持っていました。新しいシーズンに入ってもほんの少しだけでも今年の土台を積み重ねることができたら優勝に近づくと思います。4年生には思い切りプレーできるように、僕たちは動き回って縁の下の力持ちになれたらと思ってプレーしてきました。僕らの代になっても今年度のチームとやることは変わらないと思うので、スタンダードを下げずに来年もレベルアップできたらなと思います」

スクラムハーフ福田健太(法3=茗渓)
「1点及ばなかったという事実は、素直に悔しいです。4年生を勝たせてあげられなかったことが申し訳ない気持ちです。今年度の明治はシーズンを通して前半が課題と言われていたのですが、今日の試合に関しては良いスタートができて後半の折り返しもしっかりできました。帝京大のチャンピオンチームの意地にやられてしまいました。今年1年間を通して4年生がチームを引っ張ってくれていたので、そこに対して答えられなかったのは残念な気持ちです。一昨年は成績が悪くて、今年1年でどうやって決勝にいけるかを示してくれたので僕らの代で優勝できるよう一丸となって頑張ります」

スタンドオフ堀米航平(商4=流経大柏)
「結果終わってみれば1点差というのが、正直キック差だったので、そこは悔いが残ってしまったなと。正直勝ってくれないと一生残る悔いだったから、交代してからも勝ってほしかったし、結果負けてしまったということは自分の個人の責任だから本当に申し訳ないと思っています。みんな頑張って勝てた試合だったので。自分のそこが甘かったです。途中足首をケガしてしまって、それを言い訳にしたらいけないけど、右足だから当てられなかったところはあります。最初のゴールキックも正直入ったと思って、でも帰ったら入ってなかったので、たぶん最後の最後に風で流されてしまったのかなと思います。今までにないような経験で、それからゴールキックの時もなんかいつもと違うなというのはありました。前半リードはしていたけど帝京は結局リードされていても来るから、そこは全然余裕もなかったです。もちろん危機感はあったけど、勝負どころで突かれたなという感じです。後半はゴール前までは行ったけど、反則をしてしまったり、チャンスはたくさんあったけどそのチャンスを生かすことができなかったのかなと思います。今までやってきたところが通用する部分はたくさんあったしそれは良かったと思います。でもそれだけではないし、実際試合では何が起こるか分からない中で気付いたら相手に取られていたという印象です。4年間やってきて、終わってみればあっという間と言えるかもしれないけど、個人的には長かったなと思います。特に今年は苦労して、1回落ちてめちゃくちゃ長い時間だったなと思うし、だけどそれがあって成長できた部分もたくさんあります。これで終わるわけではないから、また次のステージで明治での経験は生きると思うので、絶対次につなげられればいいかなと思います。今日負けて、タラレバになってしまうけどキック差だったというところで、ラグビーをやっていく上でたぶん一生心に残ると思うので、次このような大事な場面があった時はこの経験というのを必ず生かして、しっかりと個人の責任というのを果せるようにもっと練習していきたいなと思います。4年生がここまでこういうふうにやってきて、後輩のみんなも良い部分をたくさん見てくれたと思うし、新しい良い文化というのを残せたと思います。今年決勝に来てあと一歩というところで、また来年必ず優勝してほしいと思うし、そのために今の3年生には今年の4年生を見て思ったところを生かしてもらって優勝してほしいです」

左ウイング山村知也(営2=報徳学園)
「個人的に取り切らないといけないところで取り切れなかったので、そこが本当に悔しいです。1点差だったので、でもその1点差でも勝ち切るというところでやっぱり帝京が強かったと思うので、そこをしっかりと埋めて来年は勝ちたいと思います。前半は粘り強くディフェンスができて、アタックで思いっきり攻めることができたので、そういうところがあの点差になったのかなと思います。前半の方がボールが回っていたし、ブレイクダウンのところとかも結構意識を高く持てていたので、そういうところは後半の方が駄目だったかなと思います。あと相手の集中力も高まって、そこに負けてしまったかなと思います。後半疲れがあったとかそういうことではないと思います。細かいところ一つ一つが相手の方が上回っていたのかなと思います。来年は上級生にもなるので、もっとコミュニケーションを取ったりとか体を張ってチームを引っ張っていけるようになっていきたいです」

左センター梶村祐介(政経4=報徳学園)
「悔しい気持ちもありますが、自分たちが準備したプラン通りのプレーが出せたので、それでも勝てなかったのは帝京大さんが1年間準備してきたものが明治よりも上だっただけなので、やり切った達成感の方が大きいです。(先制点は)個人として、チームが苦しい時に自分のプレーで流れをつくりたいと思っていました。前半は帝京大さんに流れを渡さないようにブレイクダウンにこだわって圧力をかけられたので、それは4日間の中で準備してきたものを全力で出せました。明治の2枚目が相手のジャッカルしにくる選手を剥がして、ブレイクダウンでリードしてくれました。前半後半通して相手サイドにスペースはあったのでそこに攻めていこうとは思っていましたが、アタックする時間はあまりもらえなくてディフェンス時間を長くさせられたのは帝京大の強さかなと。フェーズを重ねてトライを取られたわけではないので、ミスボールからトライを取られました。反則を続けてしまうと自陣に入られてしまうのでペナルティーマネジメントは大切なんだなと思いました。後半の方が個人的に僕への圧力を感じたので、あまりアタックができなかったですね。最後のブレイクダウンの攻防もFWが自信を持って攻めていたので、もう少し強気に勝負してもよかったかなと終わってみて思いました。明早戦あたりからチームが少しずつまとまってきたなと実感していて、大東文化戦はチームが大きく変われた試合でした。今日も前列に4年生が出ていて、学生スポーツは4年生が引っ張らないと勝てないと思うのでありがたいです。この4年間は正直イメージしていた4年間ではなかったのですが、この1年間は充実した1年で個人的にもチーム的にも成長した1年で楽しかったです。成長した点はディフェンス、この2年間でいきなり伸びたなと思っています。まだまだ上で通用するレベルではないのでもっと伸ばして、1月2月しっかり有意義に過ごしたいです。『NEW “MEIJI”』は達成できませんでしたが、残せたものはあるので来年は後輩たちにこの舞台に来てほしいです」

右センター鶴田馨(営4=筑紫)
「4年間一生懸命やってきた分悔しいですけど悔いはないです。対抗戦で点数を引き離された上でのこの試合で、帝京有利と思われていた中で自分たちのやるべきことをしっかりと80分間やり通せたことがこの結果につながったので、そこは自信を持っていいと思うし来年につながるゲームになったと思いま