
接戦制し立大に勝利 白星発進/東京六大学対抗戦
スターターは、小野尾梨紗(文2=昭和学院)、松本真衣主将(理工4=鵬学園)、坂本真祐(情コミ2=山村学園)、清水智央(文1=東京成徳大高)、上澤果林(営3=大阪桐蔭)。
苦しい試合も勝ち切った。初戦の相手は2部Bブロック所属の立大。入替戦に敗れ2部Bブロックに降格した明大にとっては来季も対戦することになる相手だ。その相手に「簡単に中にボールを入れられてしまった」(坂本)とインサイドから失点を許し、なかなか点差を離せない時間が続く。3点リードで迎えた第4Q、残り時間17秒でアウトサイドシュートを沈められついに逆転を許す。試合が決まったかのように見えたがそのわずか8秒後。「ここで点を取らないと負けてしまう」(坂本)と決死の覚悟でドライブを仕掛け起死回生のバスケットカウントを決める。その後も与えられたフリースローを危なげなく沈め2点リードを奪った。逆転を狙う立大が速攻を仕掛けるも坂本がそのパスをカットし、そのままレイアップでゴールへ。4点差をつけ、勝利を収めた。
若きエースが躍動した。今季得点源として活躍を続ける坂本がこの試合でも存在感を示した。1点リードで迎えた第2Q。梅(立大)にフリースローを沈められ同点に並ばれる。しかし「自分のタイミングで打てた」とその後、坂本が3Pシュート3本を含む連続15得点を奪いリードを守り切った。さらに坂本はこの試合今季最多となる37得点と勝利に大きく貢献。また、沈めた3Pシュートは7本にも登った。この活躍に「今日の勝利はイク(坂本)のおかげ」(松本)と主将も称賛。次世代の点取り屋の成長から目が離せない。
笑顔で締めくくる。4年生にとって今大会は最後の試合となる。「4年生を送り出せるように」(坂本)と下級生も盛り上げる。「みんなで楽しく」(松本)とバスケを楽しむ気持ちを忘れずに戦い抜く。
[長沼遼太]
試合後のコメント
松本
「立教は春に練習試合もしてて、1回も勝ててなかったんですけど、今回も攻め方が前と違った感じでうちもそれに対してなかなか対応できなかったんですけど、最後しっかり勝てたっていうのはすごく大きいと思うので、みんなもそういうところは自信持っていいかなと思います。(攻め方の違いは)今回スクリーンからの中にパスっていうのが多かったというか、それしかやってなくて、前はそういうのはなかった感じだったので、そういうところでちょっとやりにくかったかなと思います。(後半への立て直しは)リーグ戦通して自分たちは第3Qで競ってても離される状況が多かったので、いつもはここで離されないようにしようっていう風に言ってたんですけど、今回はこっちが離す気でいこうっていうプラスの言葉をかけてあげて、それもみんなに届いてたのかなって思います。(今大会へのモチベーションは)みんなで楽しくできればいいかなって感じで、でも勝ちたい試合はしっかり勝っていこうっていう感じでやってます。(最後の大会への思い入れは)最後までしっかりキャプテンとしての役割を果たして終わりたいっていうのもありますし、自分のプレーでみんなに何かを伝えたいっていう思いもあるので、明日、来週そういうところをプレーで見せられたらいいかなと思います。(坂本の活躍は)今日はもうすごすぎましたね。今日の勝ちはイクのおかげって感じです。大事な時に3Pも決めてくれて、最後の競った時も引かずにプレッシャー与えて、最後までやってくれていたので、本当にイク様様てすね。(明日への意気込み)東大と慶應で、今日よりはレベルも下がってくると思うので、みんな出る機会が多くなると思うので、みんなとコートに立ってやることしっかりやって勝ちに行きたいと思います」
坂本
「今日はずっと競ってて自分たちのディフェンスが甘くなってしまって簡単に中にボールを入れられるケースが多かったです。それが今日競った展開になってしまった要因だと思うので、ガードとセンターが声出してスイッチできたら良かったかなと思います。(来年も当たる立大に勝てたことは)自分たちは上のリーグでやってきていて体の当たりとかは上のチームの方が強かったです。今日競ったのは反省して次のリーグまでに修正したいです。(37得点)自分のタイミングで打てました。そこは決めきれてよかったです。(最後のバスケットカウントは)自分でいけると思ったし、ここで点を取らないと負けてしまうと思ったのでファウルもらうつもりでドライブしました。(フリースローは)邪魔されないのでいつも通り打てば入ると思ったし、リーグを通しても確率は良かったのでそんなに緊張はしませんでした。(4年生は最後の大会)4年生とできる最後の試合なので、楽しみつつやるところはしっかりやるのを忘れずに4年生を送り出せるような試合をしたいと思います。(明日は2試合)疲労もあると思うんですけど人数が増えたのでローテーションしながらやれば疲労も感じないと思います」
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