
SP森千3位で好発進 森望もアイスダンスで躍動/東日本選手権
フリースケーティング(FS)につながる好スタートとなった。先週行われた東日本学生選手権から中5日で迎えた今大会。「全日本が懸かっている」(森千)と、疲労はありながらも今大会への思いは強かった。序盤は緊張から硬さのある演技が見られたものの、中盤からは滑らかな滑りで観客を魅了。ジャンプでも大きなミスなく滑り切って、50点台を記録する好演技で3位につけた。「思い切ってすべりたい」(森千)と、FSも持ち前の思い切りの良さで1位を狙う。
大矢は惜しくもジャンプのミスが響いて12位。調子は「ジャンプ自体も練習で悪くなかった」からこそ悔しさが残る結果に。逆転で全日本選手権の切符を狙う。森望もシニアデビュー戦ながら1位とわずか0.84点差の2位。「自分たちらしさを出したい」(森望)と、新たな舞台で活躍を目指す。
2日目は男子SP、アイスダンスフリーダンス(FD)が行われる。全日本選手権出場の切符をつかむべく、全力でリンクを滑り抜ける。
[大西健太]
試合後のコメント
アイスダンス初の公式戦となった森望
「SDはまずノーミスでできる自信があったので、小さなミスがいくつか出てしまったので悔しいです。(心境は)SDは50点出すことが目標だったので、そこに全然届いていないので悔しいです。(組んでみて)他の人と組んだことがないのでどうなのかわからないですけど、思っていたよりも難しいですし、思っていたよりも楽しいです。(全日本へ向けては)自信がつくような練習をしていきたいと思います。踊ることが好きなので、そこを全面に出せるような足元からの技術力が身につけられればと思います。(FDは)僕たちの明るさが1番出ていると思うので僕たちらしさを全面に出した演技で頑張ります。2人で同じ目標を持てるカップルになりたいです」
悔しい12位となった大矢
「今日はジャンプのミスが目立ってしまいとても悔しいです。(心境は)SPが大切になってくるので、丁寧に滑ろうと思っていました。(転倒は)予想していなかったので焦って少し動揺してしまいました。終わった後は落ち込みしました。(調子は)ジャンプ自体も練習で悪くなかったので、そこまでFSに対して焦りはないです。(結果は)悔しいです。明日1日空きますけど、気持ちを切り替えて落ち着いてFSに臨みたいと思います。(全日本選手権には)出場したい思いが強いです。(FSは)ジャンプのミスを少なくして、結果や順位をあまり考えずにFSは最後まで一生懸命滑り切りたいと思います」
3位と好調を維持している森千
「思い切り滑って、しっかりジャンプも決めることができてよかったです。ジャンプを全て思い切り飛べたところと、スピンをしっかり回れたと思うので、そこが良かったです。(練習量増やしたことが効いているのか)緊張してどうなるかと思いましたけど1週間SPをしっかり練習からまとめることができていたので、練習をしっかりやってきた自信を持って臨めたので良かったと思います。練習量を増やしてきたのは生きてきていると思います。(2番目は)あまり滑走順は気にしない方なので、グループの始まる時間が1番だったら変わらないので、時間の計算をしなくていいからラッキーだと思ってやりました。(50点台は)上の点数のエレメンツの点数は目標に少し足りなかったですけど、良かったと思います。下の点数は一番良かった時よりも2点くらい低かったので、これからノーミスで明日の点数はもっともらえるようにしたいです。(調子は)よかったです。朝の練習では少し不安がありましたけど、全体的には試合に向けてしっかり調整ができたと思います。(FSは)全日本選手権の出場がかかっているので、今日よりも緊張すると思います。できることを全てやって思い切り演技をして全日本にいけるように頑張りたいです。(意気込み)FSも思い切りやりたいです」
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