(24)春の敗戦糧に生まれ変わった明治で挑む

2017.10.27
 前半戦最大のヤマ場を迎える。ここまで互いに3戦全勝中の明治と慶応。折り返しとなる今試合でいかにして慶応をねじ伏せるかがキーだ。FWで粘りBKで取り切る。確かに築いてきたスタイルで優勝への道を突き進む。

昨年の自信
 ロスタイムでの快進撃はいまだに記憶に新しい。昨年の対抗戦第5戦の慶応戦。ラストワンプレーでミスが許されない中、FWの我慢勝負を制し認定トライを獲得。ゴールも決めわずか2点差での勝利だった。スキルやフィジカルはもちろん、気持ちで手繰り寄せたこの勝利は、確実に選手たちの自信につながっている。だが油断はできない。今春は慶応に対し入りで主導権を握られ、前半無得点。そこから巻き返すもディフェンスが後手に回り28―33で敗北した。慶応相手に油断は禁物。今回も試合の入りから十分な注意が必要だ。

主軸の不在
 今試合では梶村祐介副将(政経4=報徳学園)がメンバーに入っていない。そんな中、ここまで全試合出場している鶴田馨(営4=筑紫)や髙橋汰地(政経3=常翔学園)らを中心にBK陣のさらなる連携が必要不可欠となる。「一個一個のプレーの丁寧さで試合を自分たちのものにしたい」(鶴田)。慶応の強力BKを差し置き、慎重なプレーで得点を重ねていく。対抗戦これまで計263得点、そのうち2試合は完封勝利と勢いに乗っている今、慶応を打ち負かし後半戦に備えたい。

[石塚真維]