
全日本チャンピオンに敗戦 二ノ宮が3位入賞/全日本大学グレコローマン選手権
[福永智隆]
試合後のコメント
二ノ宮
「インカレも3位だったので、くじ運によっては決勝を狙えるかなと思っていました。とりあえず準決勝で対戦した奈良選手(日体大)と試合をして、どこまでできるかというのを試す場だと思っていました。(奈良への対策は)相手は全日本チャンピオンで自分より圧倒的に格上なんですけど、その中で相手は首投げが得意というのと体格も自分よりいいので、思い切ってやることと首投げはかからないように気をつけようと思って臨みました。でも、いつもと入り方が違って驚きました。(開始早々に4点)左手を差さないように、引き手を作られないようにとは思っていたんですけど、自分の得意な組手になったときに仕掛けてきたんで正直、びっくりしましたし、上手いなと思いました。1点も取れなくてこれが全日本トップとの差かなと思いました。(今日の収穫)1、2回戦と3位決定戦で、特に3位決定戦はきつい試合だったんですけど、しっかり勝ち切れて3位になれたのはよかったかなと思います。(3位決定戦)相手もフリーの選手なんですけどフリーでもよく試合をしていて、力も強いし厳しい試合にはなると思っていました。最後、ポイントを取られそうな場面もあったんですけど最後は気持ちで勝ち切ることができてよかったと思います。(インカレからの調整)国体に出たり、全日本の合宿に参加したりと自分の気持ちの部分でも、トップ選手との体格の差を感じて、ウエイトトレーニングを今までよりも多く練習後にやったりしていました。今大会前は、国体終わって結膜炎になってしまって、グレコのマット練習が3回しかできてなくて不安だったんですけど、今日は今できることはできたかなと思っています。(夏を通しての新たな発見)やっぱりパワーの差だと思います。技術の部分では負けている技術も確かにあるんですけど、自分の通用する部分も少しずつ見えてきているので、力の差で技をかけられなかったり同じ土俵で戦えていないと感じたので、同じ土俵で戦えれば、こだわってやっている組み手で勝負できるなとは思っています。(内閣総理大臣杯に向けて)97kg級は山梨学大と拓大、日大とレベルが高いんですけどそういうトップの選手に少しでも食いついていけるように頑張りたいと思います」
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