初戦は日鉄住金物流にストレート負け/全日本選手権・団体の部

2017.10.13
 実業団、大学、高校などのトップチームが集まる全日本選手権・団体の部が開幕した。団体インカレで優勝した明大は大学代表として出場。1グループ3チームで編成して予選リーグを戦い、各グループの1位と2位のチームで準々決勝以降を行う。明大は予選リーグDに属し、初戦は日鉄住金物流と対戦した。1番手の龍崎東寅(商1=帝京)がストレート負けを喫し、続く酒井明日翔(政経3=帝京)、渡辺裕介(商3=明徳義塾)も敗戦。チームは3―0で黒星スタートになった。

 つけ入るスキがなかった。藤村と対戦した1番手の龍崎。2ゲーム目こそ10―6で先にゲームポイントを奪うが、その後はラリーで打ち負け、レシーブミスもあり6連続失点。その後も「レシーブが入らず、自分のペースをつかめなかった」(龍崎)と流れをつくれずストレートで敗戦した。2番手の酒井はOBの松下海輝選手(平28商卒・現日鉄住金物流)と対戦。「調子は良かった」(酒井)と1―2で迎えた第4ゲームでは3―7とリードされてから7連続ポイントで逆襲。11―8でこのゲームを勝利し、最終ゲームもこの勢いに乗りたかったが、落ち着きを取り戻した松下に6―11で下された。3番手の渡辺裕を含め3人とも勝ち点を取ることができず、実業団の一枚上手な強さを見せつけられた。

 次戦も実業団のリコーと戦う。リコーには昨年のグランドスラム達成の立役者の一人・有延大夢選手(平29商卒・現リコー)が所属。誰が有延と当たるのかが注目される。「明日勝たないとトーナメントに上がれないので、切り替えていく」(龍崎)。団体インカレ王者の意地で食らいつきたい。

[田中愛]