
8得点で早大に快勝 全勝で1次リーグ最終戦へ/関東大学リーグ戦
“明治らしいホッケー”で勝利を収めた。第1ピリオド序盤はコミュニケーション不足から守備が安定せず、危ない場面も見られた。それでもすぐに持ち直し、第2ピリオドでは開始1分に桂川がDF相馬秀人(法3=駒大苫小牧)からの絶妙なパスを受けると、一気にゴール前まで上がりノーマークでゴール。さらにその7分後、FW高橋瞬(政経3=白樺学園)のパスに合わせてDF京谷充洋(政経2=北海道清水)がダイレクトでゴールを決め4得点目。その後も勢い止まらず第2ピリオドで5得点を挙げ、流れを引き寄せた。
今試合、29シュート8ゴールと高い決定率で得点を決めた明大。「セットの選手がいいところでパスを出してくれた」(桂川)とセットでの攻撃が機能。速いパス回しで攻撃の起点を作り、生まれたチャンスを確実にものにした。「今日はよく守れた」(DF大場大主将・政経4=苫小牧工)と失点も1点に抑え、攻守ともに成果のある試合となった。
全勝で1次リーグ最終戦を迎える。1週間後に控えるのは同じくここまで全勝の対中大戦。中大に勝利し、単独首位で2次リーグに臨むことになれば、リーグ戦優勝に大きく近づく。3年ぶりのリーグ戦制覇に向けて大勝負に臨む。
[高野夕]
試合後のコメント
間中朗監督
「1ピリは少し押されてしまっていたんですけど、落ち着きを取り戻してからはいい試合ができたと思います。(立ち上がりは守備が不安定だったが)入りは、相手が早稲田だっていうのもあって、全体的に足は動いていたんですけれども、パックに選手が集中しすぎていて、コミュニケーションが取れていなかったです。(2ピリオドでは5得点)1ピリ終わって、どういうことが悪いっていうのを確認して、次はこういうプレーをしようっていうのをセット同士ももちろんですしチームでも確認できてからプレーできたのは良かったかなと思います。(桂川がハットトリックを達成)練習も一生懸命やっていますし、4年生としての自覚も出てきて、春からずっとやってくれていると思います。(まだ今大会は完封勝利がない)完封で終わりたいですけれども、次はゼロで抑えられるようにしたいです。(失点の原因は)パックばかりを見すぎているっていうのがずっと課題で、オフェンス面に関してはどこからでも点数を取れるようになってきているのは自信になっています。一人に頼らず全員で、例えば1つ目のセットだけでなく2つ目のセットも取れる。去年とかだったら、片寄っていたところをバランスよく取れているかなと思います。ただ、3つ目のセットが点数を取れるようになってくればもっといいかなと思います。(2、3セット目は選手が固まっていないが)その日調子の良い選手を入れるようにやっていますけど、3ピリは少しいじって、2つ目のセットに牛来(森都・法3=北海)を入れたんですけど、思ったよりかは機能したかなと思います。(この試合の課題は)パックを見すぎるというのと、もう少し展開の早いホッケーができれば良かったかなと思います。(中大戦に向けて)1週間きっちりと調整して頑張りたいと思います」
大場
「1ピリから出だしよく入れて、2ピリもその流れを継続できたことがよかったです。大量得点で勝てたことが収穫です。先週の試合は1、2ピリで自分たちのホッケーができなくてフラストレーションがたまる試合になってしまいました。今日はその点を個々がしっかり意識して臨めたのでこういう展開になったと思います。(先制点)最初に点数を取ってもらうと選手一人一人も楽ですし、チーム自体も楽にホッケーができるので今日みたいな試合が理想の形です。(1点に抑えた)すごく守りがよかったという試合ではないですけど、ゴールキーパー中心に守れました。キーパーは何度も好セーブをしてくれました。一番いいのは失点ゼロで勝つということで毎回それを目標にやっているので。でも、今日はよく守れたと思います。(前試合からの調整)氷上練習自体も3回しかなくて授業もあって難しかったんですけど、そういう部分ではコンディション悪くならず、自分たちでこの試合に持ってこれたのはよかったかなと思います。(課題)点数がついてしまって3ピリ、気が抜けてしまったので最後まで集中して点数は取れるだけ取って、明治らしいホッケーができればいいなと思います。(次戦、期待する選手)同級生の桂川を含めたFW陣の得点には期待したいですね。どっちが先発になるかわからないですけどキーパーの好セーブだったりディフェンスも守る意識も持って全員で戦いたいと思います。(意気込み)今日みたいに自分たちが先に点を取って逃げ切るホッケーをできればと思います。1次リーグ全勝で折り返したことがまだ4年間でないので、中大にしっかり勝って2次リーグも全勝して優勝したいと思います」
桂川
「点数は結構入ったんですが、試合後も監督に『早稲田だから』っていう感じで試合に入っていたと言われたんですが、自分たちは結構毎年のように早稲田といい試合をするので、自分は気を抜かずにやって、味方もちゃんと決めるところ決めてくれたので、8ー1という結果で終われたんじゃないかなと思います。最初はやっぱり押される部分があって、今年早稲田とやったことがなかったっていうのもあったんですけど、その中でも自分たちのプレーはできたんじゃないかと思います。(3得点の活躍だが)セットの周りの人たちがいいところで出してくれたので。シュートブロックからのノーマークだったり、そういうのばっかりだったので、決めるところは決めたんですが、周りのおかげかなと思います。(自身やチームの調子は)今日3点は決めたんですけど、まだマックスというわけではないので、来週一週間は毎日練習あるので、上げられるよう頑張ります。チームは、明治らしく今日も8点も入ったので、悪くはないのかなと思います。(アシスタントキャプテンとして)自分はまとめるというより点数やアシストでチームに貢献できればと思っています。(次は中大戦だが)夏みたいに守りもしっかりして、決めるところをちゃんと決めれば同じような試合になると思うので、やっぱり中央だからっていう意識はあると思うんですけど、気にせず。今日みたいなホッケーができればと思います。今日の中央と東洋戦次第なんですが、勝てばどちらも全勝なので、そこで勝って自分たちだけが全勝でいきたいです」
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