今季初の2連敗 筑波大に0-2で敗れる/関東大学1部リーグ戦

2017.10.08
 ゴールを守り切れなかった。リーグ戦第15節は首位筑波大との一戦。前半は互いにチャンスをつくり出すも無得点で折り返す。迎えた後半5分、立ち上がり早々カウンターで失点。すると、続く後半13分もカウンターから追加点を許してしまう。2点ビハインドで攻撃的なフォーメーションへ変更するも、得点には結びつかず。無得点のまま試合終了のホイッスル。結果は0-2でリーグ戦では今季初めての連敗を味わった。

 大学屈指のアタッカー陣にスキを突かれた。リードを互いに譲らず迎えた後半5分、試合は動く。前半のいい流れを受け継いで相手陣内へ攻め込むも、小野雅史(政経3=大宮アルディージャユース)がボールを奪われると、素早いショートカウンターを展開される。最後は現在得点ランキングトップの中野(筑波大)に先制ゴールを奪われた。すると、その8分後には相手ペナルティーエリア前での柴戸海(政経4=市立船橋)のトラップミスを拾われると、鋭い縦パス一本で崩され、三苫(筑波大)に追加点を挙げられた。「前半は自分たちの守備から主導権を握れて、抑えられていた。だからこそ、あの2失点はもったいなかった」(山崎浩介・商4=大宮アルディージャユース)。今試合では、普段は中央でプレーする中村健人(政経2=東福岡)と小野雅史(政経3=大宮アルディージャユース)をSHに起用。ポゼッション力を高め、リズムをつかんでいた。「格上の相手に前半は0点に抑えられたので、ハーフタイムの表情はよかった」(木戸皓貴主将・文4=東福岡)。いい流れであっただけに自分たちのミスからの失点が悔やまれる。

 問題点を改善できていない。「無得点が2試合続いている」(池上礼二コーチ)。2連敗、2試合連続無得点は今季初めてだ。シュート数は互いに11本放ったが、結果は0―2。「得点力というか怖さが必要。筑波の方が怖さはあった。それを明大も見習わないといけない」(山崎)。相手は数ある決定機を高い精度のシュートで確実に仕留めて来たが、明大が放ったシュートはことごとく枠外、または威力のないもの。相手守備陣の脅威とはなりえなかった。「死ぬ気でゴールを取りにいきたい」(木戸)。勝利を物にするためには攻撃陣の覚醒が必要不可欠だ。

 危機的状況だ。次戦の相手は4位の東洋大との対戦だ。「インカレに出られないのはありえない」(池上コーチ)。しかし、インカレ出場権は上位6位以内。現在8位の明大は6位との勝ち点差は4。そのためには、残す7試合ではもう負けることは許されない。「勝利に対して貪欲に戦う姿勢」(栗田大輔監督)が勝利へのカギとなる。

[木田諒一朗]

日付 対戦相手 会場 キックオフ時間 スコア
◆第91回関東大学リーグ戦 後期日程◆
(スコアをクリックすると試合の記事にリンクします)
12 9・18(月) 東京国際大 東国大G 14:00 1-4○
13 9・24(日) 専大 中台陸 11:30 ○3―2
14 10・1(日) 順大 岩名陸 14:00 0-2○
15 10・7(土) 筑波大 筑波大G 14:00 0-2○
16 10・10(火) 東洋大 東洋大G 18:30
17 10・14(土) 法大 法大G 14:00
18 10・22(日) 日体大 味スタ西 14:00
19 10・28(土) 流経大 NACK5 13:00
20 11・4(土) 慶大 三ツ沢 11:30
21 11・11(土) 桐蔭横浜大 フクアリ 11:30
22 11・18(土)or19(日) 駒大 調整中 未定
※10月8日時点

順位 チーム名 勝点 総得点 総失点 得失点差
◆順位表◆
【第15節終了】
筑波大 35 32 11 21
順大 34 29 18 11
流経大 28 28 22
東洋大 24 25 18
東京国際大 23 25 22
法大 22 25 25
専大 18 20 23 -3
明大 18 20 25 -5
駒大 16 18 23 -5
10 慶大 14 12 23 -11
11 日体大 11 19 35 -16
12 桐蔭横浜大 10 18 26 -8

試合後のコメント
栗田監督

「前半はいいゲームをやっていたのだけど、最終的に相手に2点取られて負けてしまいました。もっと気持ちを前面に出して、勝利に対して貪欲に戦う姿勢が見たかったと思います。(気持ちが足りてなかったのか)多分見てる人もそうだと思うんだけど、失点してからの戦い方だとか、チームの戦術がどうこうとかじゃなくて一人一人がこの試合に勝つんだとかこのゲーム勝つんだとかっていう空気がもっと出てこないと勝てない。勝っているチームと勝ててないチームの差なのかなと思います。(終盤にシステムを3ー4ー3に変更した)負けていたので変更しました。相手が中央を相当厚くブロックしてきたからサイドのスペースを使って、サイドを広げることによって得点の機会を増やそうとしました。どちらかというと前半はボールを細かく動かしながらサッカーをやったので、そこで変化を作りたかったです。(柴戸の交代は)安部柊斗(政経2=FC東京U―18)も柴戸もどちらかというとハードワークするタイプなのですけど、3ー4ー3にして両サイドに走れる選手を使ったので、ゲームを作れるという意味でボールを保持したりゲームを作るところを小野の方があると思ったので柴戸を変えました。(スタートでサイドに中村健と小野を使った)見ての通り、筑波はボールを全員持てる選手なので、簡単にボールを失っちゃうと、中野誠也くんとか三苫くんとかにカウンターを取られて簡単に相手に盛り返されてしまいます。やっぱりボールを保持して距離感を近くするというのが狙いです。(カウンターでやられてしまった)あのカウンターは防げたと思うので、そこはやっぱりディフェンスは反省しなきゃなと思います。(岩武と鳥海不在の影響)もちろんディフェンスリーダーは鳥海がずっとやってきましたし、岩武もこの2年間フル出場してる選手なので、そういう意味での影響はないわけではないです。でも、いつもトップでみんな練習やってますし、出るからにはそれは言い訳にならないので、そこはやってほしいですね。(上位のチームに連敗)それが今の実力なので、そこはしっかり真摯に受け止めて一戦一戦、ここからまだ7試合あるわけなので一つ一つやるしかないと思います」

池上コーチ
「素直に負けてるので悔しいです。あと、やっぱり勝たせてあげれてないので、もどかしい気持ちです。無得点が2試合続いてますし、失点も後期が始まってから10は取られているので、やっぱりそういった意味での力は圧倒的に足りないです。(得点面か)そうですね。ゴール前が甘いのかなと。甘くさせてしまってるのかなと思います。(最後の崩しか)崩しというよりシュートの意識とかシュートを打たせないブロックする意識とかですかね。(失点はどちらもカウンター)ボールを持ってる時間も長かったし、たまたま失点したシーンがカウンターだったと思うんですけど、もともと筑波はカウンターのイメージはあったので、その対応ができてなかったです。カウンターをされた時にそのままやられてしまいました。もともと中野誠也といういい選手がいるので、縦パス1本のカウンターは特徴的でした。今週の練習でもカウンターのリスク管理のところを伝え続けていたのですけど、やっぱりこの試合においてというよりも、この試合前からの相手の情報や自分たちのサッカーと筑波のサッカーを想定した時にそういうシーンは失点につながると思っていたので、伝えてやってきてました。(今は不調なだけでは)そうだと、年間が終わってしまうので、やっぱり、自分たちの現状を良いのであれば継続できると思うし、悪いのであれば伝統が崩れてしまうと思います。勝負事にはたまたまがないと思うので、普段の習慣が結果に出てると思うので、修正できる時期の内に修正したいです。(順大と筑波大、上位との連戦に負けてしまいましたが)やっぱりこの2試合もそうですし、上位との戦いということで直接対決を勝ち切ろう、戦おうということは伝えて臨んだ試合でした。そこの順位表を覆せなかったこと、順位通りの結果になってしまったことはやっぱり偶然じゃないと思います。だから、直接対決で負けてしまって、上位と詰めれるチャンスを落としてしまいました。逆に1部残留も含めて危機感を持ってやらないと、これからは下位同士の直接対決になってくるので、そこを落としてしまうと本当にまずいです。今度はそういうところもしっかり考えていきたいです。(インカレ出場も厳しくなっている)インカレに出れないのはありえないので、そこのボーダーラインも意識しないといけない時期になってきています。最低でもそこはクリアしていかないといけないです。(柴戸を変えたのは)海に関しては失点に絡んでいるところと個人的としても感じてると思うんですけど、次のステージに足を突っ込んでる選手なので、そういうメッセージを加味しました。彼がああいうシーンを止めれる選手でないとならないので、やられて失点につながるということは大学サッカーのレベルにおいてはあってはならないことだと思います。そこの自覚をもっと持ってほしいと思います」

木戸
「やっぱり悔しいです。負けたくて負けているわけではなくて、良い準備をした中の敗戦なので、負けたことをどうこう言うのではなく、よかった部分や時間を増やすことが大切です。ちょっとした差でやられているので悪いところももちろん向き合わないといけませんが、前向きに考えるしかないです。みんな勝ててない分、自信をなくしています。でも、やるしかないです。みんないい選手なので、その良さが出てくればもっとチャンスが来たり、危ない場面でも守れたりするシーンが増えると思います。自信がないのは分かるけど、殻を破ってやるしかないです。そこは自分中心になって切り替えて、勝つことだけに集中していきたいです。僕個人としても、点は取れていませんが、そこに頭を持っていかれず常にチャンスに研ぎ澄ませた状態で点を取っていきたいです。期待されている分難しい面もあるとは思いますが、主将としてではなくFWとして点を取れればみんなも付いてくると思います。今は守備にフォーカスされがちですが、前の選手も死ぬ気でゴールを取りにいきたいです。でも、重く考えずにチームプレーを優先して硬くなり過ぎないようにします。ゲームを楽しんで点を決めていきたいです。まずは一勝からです。(前半はよかった)前半のうちに点は取りたかったのですが、格上の相手に0ー0とハーフタイムの表情はよかったです。そこでしっかり決めてくるのが筑波です。そこは差ですし、向こうの方が我慢強かったです。(東洋大戦に向けて)目の前の試合に勝つだけなので、切り替えて連戦を勝って自信をつけていきたいです」

柴戸
「前半自分たちの流れの中で得点できなかったことが後半の失点であったり試合を難しくしてしまった要因かなと思います。やっぱり点を決めるという部分で相手の方がしたたかというか1発を狙っている部分は前期もあって自分たちが先制点を取れずにずるずるいってしまったことは前期と変わらないやられ方でした。成長できてないというふうに思います。2失点とも自分ところで抜かれてしまいました。中盤の選手がそういうプレーをしていたら勝てる試合も勝てません。もっと反省して次につなげていきたいです。相手が前線から来るということはスペースが空くわけなので、その力を利用してうまくはがして前に関わっていきたかったですが、後ろに人数が多くなってしまい前の選手が孤立してしまい前掛かりなプレーが少なくなってしまいました。(前半と後半の違いは)前半はしっかりリスク管理ができていましたが、奪われ方が悪かったです。ですので、カウンターをされたり、攻める気持ちが強くなってしまい、後ろでしっかりリスク管理ができず失点してしまいました。相手はディフェンスがしっかりしていて失点が少ないチームなので1人での打開は厳しいです。守備面では前節の反省を生かしもっと前から奪いにいきましたが、その後の攻撃が反省を生かし切れませんでした。(個人のプレーを振り返って)1失点目に軽い抜かれ方をしてしまい、2失点目はトラップをしっかりできず相手にボールを簡単に渡してしまいました。僕のプレーに対する責任は大きいです。(鳥海と岩武の不在)今までずっと出てきた選手なので、戻ってきてほしいですが、いないものは仕方がありません。誰が出ても同じサッカーをすることがうちの目標なので、そんなに選手の中で影響は感じていません。むしろ出た選手がそのポジションをつかむくらいの競争になっていかないといけません。(終盤で変更した3ー4ー3について)2点ビハインドだったので、攻撃的にいって点を取りにいきましたがうまく攻撃ができませんでした。フォーメーションの変更も選手間で自主的にやりつつ意思統一をしていかないといけません。(次節に向けて)失うものは何もないですし、一戦一戦全力で戦うだけです。コンディショニングをしっかりして必ず勝ちにいきます」

山崎
「試合の入りとしては悪い印象はなかったです。自分たちの守備から主導権を握って戦えてましたし、前線に中野誠也っていうタレントがいるので、そこは気をつけろと監督に言われていたので、前半は抑えられていたと思うんですけど、後半のあの2失点でやられてしまったので、非常にもったいなかったです。(短い時間の中での連続失点)自分たちでは集中力が切れたとは思っていないです。2本とも同じような形でした。2失点目はカウンターで中に運ばれて、自分たちも下がらざるを得なくて、対応したんですけど、シュートブロックしたこぼれがそのまま詰められてしまいました。ここぞというところで守りきる力が足りないと感じました。筑波の方がああいう時にこぼれ玉を決めて来る力があるので、そこが差なのかなと思います。(主導権を持っていた中での失点。カウンターを狙われていたのか)そうですね。常に中野は僕たちの背後を狙っていて、また、そういう選手というのも分かっていました。抑え切らないといけなかったです。(注意した選手は)全日本で活躍してる選手が何人かいるので、そういう選手に対しては試合前から気をつけていました。(SHが中村健と小野だったが、起用の理由は)あの2人はボールを持てるタイプの選手なので、少し内側にポジションを取らせて、SBを高い位置に取らせることができました。ボールを握るというかあの2人が中に入って来ることで、リズムができるのでそういった面でサイドを起点にしてから、中に入れるという意図や連動性という意図がありました。(今試合が)初めてでした。今週の半ばくらいにそういうフォーメーションをやって、大体これで行くんだなと思ってました。ですので、イメージはできてました。たぶん、筑波の攻略といった意味でのフォーメーションにしたと思います。誰が出ても変わらないサッカーをするのが明治なので、そんな違和感なくできたと思います。(相手はカウンター狙い)カウンターもありますし、ボールを握るチームでもあったので、先週の順天堂大も同じような相手で自分たちが守備に回る時間も多かったので、この試合は修正して、ディフェンスの守備のはめ方や連動というのを1週間でやり直して、統一してこの試合に臨んだので、前半なんかは相手に何もさせてない印象がありました。それはこの試合で良かったと思います。(攻撃陣に期待するのは)やっぱり守備の選手としては絶対ゼロで抑えないといけなかったので、それができてない時点で攻撃陣には言えないです。でも、毎試合決めるチャンスはあるので、そういうところを決めるのが筑波との差だと思います。もっと脅威のある怖さのあるシュートを打たないと相手も慣れてしまうと思います。(前期の筑波大戦と同じ展開)イメージはありました。でも、だからといってネガティブになるものではなかったです。(ハーフタイムは)監督からは前半の戦いは考えないで、相手も対策してくるのでもう一回守備から入ろうという話がありました。(反省点は)得点力というか怖さは必要です。筑波の方が怖さはありましたし、ああいう二つのチャンスで決め切る力があるので、そういう質は明治も見習わないといけないです。守備としてはゼロに抑えることが目標だったので、やっぱりああいう2本同じようなカウンターで2失点してしまうという甘さもありますし、連続失点をしてしまう弱さというかそういうのはあります。(鳥海が不在の中で)前回も前々回も鳥海はいなかったです。自分は11人の中の1人として選ばれて、ピッチに立っているので責任感を持って毎試合挑んでます。鳥海がいないからといってもできないわけではないので、自分がもっと責任感を持って戦っていかなければ、引っ張っていかなければいけないです。(終わった後に監督から話はあったか)連戦なので下を向いてる時間はないということと変えられるのはメンタルの部分というのはおっしゃっていました。ポジティブにみんなでやっていくしかないです。(次の試合へ)この試合を落としてしまったことも連敗してしまったことも残念ですけど、(次の試合まで)もう時間もないですし、こういう時こそポジティブに全員でやっていくしかないです。切り切り替えて次の試合で絶対勝てるように、全員で一つになって頑張ります」

中村健
「前半は結構自分たちのペースでプレーできて自分と小野さんがいつもサイドでいつもと違うサッカーをして前へとつながるサッカーでした。前半はその特徴も生かせていてゴールまでいけてるシーンがあったんですけど前半点を取れなくて後半に入ったことともう少し自分と小野さんがサイドのところで中にいってしまって縦へという場面がなかったのでもう少し積極的に縦にいこうという話をハーフタイムにしました。ですが後半始まって押し込まれる時間が多くなってその流れで1点2点と連続失点してしまったので前半で決めておくところを決めていればもっといいサッカーができて余裕をもって勝てたんじゃないかと思います。最近あんまりチーム状況が良くない中で前回も前々回もやろうとしている事はしっかりやれてでも少し足りなくて負けることが多くて今回それを改善していこうというふうになってずっと臨んでいるんですけど中々勝てないのでやっぱり次の火曜日までにはメンタルのところで修正して臨みたいです。前半自分たちが押し込めていた分後半前から来て低い位置でサッカーすることになってビルドアップの部分でミスが起きたり、奪われたあとの相手のカウンターがよりゴールに近い位置になっていたのでそこは後半始まってすぐに前線の選手が気づいてもっと意識的にプレーするべきだったと思います。筑波大はあまり前から来ないで待って自分たちの狙いどころで取って素早いカウンターだったり左サイドの三苫とかを使った攻撃が特徴でした。そこを警戒してやっていたんですけど後半失点の部分は相手の思惑通りにはまってしまったのでそこを相手に90分間やらせないことが勝因になると思います。久しぶりのスタメンだったりいつもと違うポジションでやっぱり求められることも違ったんですけどどっちかと言うと今はサイドの方が自分の特徴が生かせると思っていました。結果を残そうと思っていたので悔しい部分もあるんですがまた使ってもらえるように頑張りたいと思います。前半に決められるところを決め切れなかったことが得点できなかった理由です。前半に最後の最後まで崩そうという意識があったのでそこはもっと思い切って低い位置でもらってシュートを打てたかなと思います。次節どういう立ち位置になるかわからないですけどやっぱり求められること以上のことをやって結果チームを勝たせる選手になりたいと思います」

森下
「前期にも筑波にやられていて、前期は特に自分のミスで負けたというところもあったので、これだけは取り返したいしチームのために絶対勝ちたいと思ってました。でも2ー0で負けちゃったっていうのが全てだと思うので、それを真摯に受け止めて、すぐに試合があるので、まずはコンディション整えて全力でプレーできるような体をつくりたいと思っています。(自分のミス)後半に北川選手(筑波大)に自陣でボール取られて、そのまま横パスで中野誠也くんに決められて、それが2ー0の2点目の1点になってしまいました。正直あの試合は結構チーム自体良くて、1ー0で我慢して抑えていれば勝てたんじゃないかなという試合で、自分のそういう軽率なミスで負けてしまった。そこからリーグ戦とか全然絡めなくて、総理大臣杯ちょっと出て、今回それ以来のリーグ戦って形でした。その思いは強くて、絶対に勝ちたいと思ったんですけど、残念な結果になってしまった。(3ー4ー3になってからサイドハーフ)より高い位置を取れるというところで、自分はスピードが特徴で、ガンガンクロス上げるってところで起用してくれたと思うんですけど、なかなか相手も頭を使っていてそれを分かっていたので、自分のところに結構マークが来ていてなかなかうまくは仕掛けられなかった。途中から自分じゃなくて山崎選手をちょっと一個前に出して自分は中に入るって形を取ったんですけど、なかなかそれがうまくいかなかったってところがあって、自分の戦術理解力不足っていうか3ー4ー3でも対応しなければいけないと思いますし、何か変化を加えるってなったらシステム変更っていうのは一つの手だと思ってるので、それをうまく使いこなせるような頭でいないとダメだと痛感しました。(練習であまりやらなかったのか)そうですね。今までの練習で3ー4ー3っていうのはあんまりやったことがなかったので。でもそれはあんまり関係なくて、やることやらなきゃいけないので、もったいなかったです。途中で修正して山崎さん一個出して自分が中に入るっていう決断をできたっていうのは次への収穫になると思うので、そのシステムの中でも柔軟に対応することが大事だなと思いました。(小野と中村健がサイド)今までの試合は前にガンガン仕掛けて結構早い展開が続いていて、収まりどころっていうのがなかなかなくて慌ただしい試合になっていたというところで、マサくん(小野)と健人を起用したと自分は考えています。マサくんと健人は収まるし、そこを上手に使いながら、左利きの祐太郎くんと右利きの自分で結構両方とも攻撃に特徴があってスピードがあるので、そこで攻撃に加わっていきたかったなっていうのはあって。前半は結構行けてたかなっていうのはあったんですけど、1点を前半に取り切れないっていうのが今の明治の現状で、どれだけ良くても点取れなきゃ勝てないので。特にマサくんと健人はため作ってゲームを作ってくれたと思うので、そういうところで仕事しないとサイドバックとしてダメだなというふうに思いました。(カウンターでやられた)カウンターは、三苫選手と中野選手は足が速くて突破力もあるので警戒してたんですけど、なかなか対応し切れなかったところがあります。あと、自分たちのミスでカウンター食らっちゃったって部分があったのでそこは注意しながらプレーしないといけないです。前期も結構カウンターでやられてるんで、そろそろ学ばないといけないなというふうに思います。(インカレ出場も危うい順位だが)今はもうリーグ優勝とかインカレ出場とかじゃなくて、本当に残留とかだったり、一つでも上の順位に行きたいってところで戦わないといけない。1試合1試合こうやってイレギュラーがある中で勝っていかなきゃいけないのがリーグ戦だし、関東1部リーグって本当に難しいリーグだと思ってるので、自分みたいに代役で出た選手が仕事しないといけないなと思います」