埼玉工大に快勝 残すは上位校対決へ/秋季関東学生1部リーグ戦

2017.09.15
 リーグ後半戦が始まり、一発目の相手は埼玉工大。1番手の龍崎東寅(商1=帝京)からストレート勝ちで流れを作る。その勢いのままチームカウント4―0で4勝目。リーグ優勝が決まる重要な試合が控える中、好調を証明する結果を残した。

 またも負けられない戦いを制した。チームカウント2―0とリードしている場面で3番手として出場した船本将志(商4=野田学園)。相手は野田学園高の後輩である千葉(埼玉工大)。前回の法大戦でも青山(法大)との先輩後輩対決を繰り広げ、勝利を収めている船本。序盤はリードを許すも、フォアで攻めの卓球を展開し第1ゲームを先取する。第2ゲームはミスが出始め、8―11で取られるとゲームカウント1―1の振り出しに。「強気な気持ちで頑張るしかない」(船本)。気持ちを切り替え挑んだ第3ゲームは11―2の9点もの差をつけ奪取し、勝負の4ゲーム目。点数を離され、一時は4―9の5点差まで追い込まれる。しかしここで相手のボールを無理にでも打っていく気迫のプレーを見せる。窮地から7連続ポイントを重ね、逆転で白星を挙げた。「逆転勝ちは狙ってできるものではない」(髙山幸信監督)。強い気持ちでつかんだ勝利は価値ある1勝になったことは間違いない。

 勝負を決する戦いの幕が上がる。次戦は専大、早大との直接対決に臨む。専大は団体インカレの決勝で下した相手。しかしいずれも春リーグで敗れた気の抜けない相手だ。リーグ戦の悔しさはリーグ戦で晴らす。リベンジの先に待っている優勝を目指し駆け抜ける。

[花岡桃]