
インカレ最終日 藤森は惜しくも表彰台を逃す/日本学生対校選手権
シーズンオフまで走り続ける。女子100mHに出場した藤森は堂々の1位で予選を通過。続く準決勝でも自己ベストまであと0.03秒と迫る圧巻の走りで2位に食い込み、決勝の舞台へ駒を進めた。昨年のインカレから「全カレで3位に入るということだけを目指してきた」と意気込んで挑んだ決勝。序盤から前に出るレース展開を計画していたが「決勝という緊張感を強く感じてしまった」。自分の走りができず結果は7位。「ただただ実力がともなわなかった」と悔しさをにじませた。
「ハードルを跳ぶ技術が足りない」。関東インカレで感じたスピードと跳ぶ技術の向上という課題。夏の練習ではそこをメインにこなしてきたが「まだまだ甘い」と改善点の多さを実感した。今の藤森の目標は「国体では3位以内に入る」こと。この秋から冬の期間に鍛錬を積み、目標突破をして見せる。
チーム明大で勝利を目指す。いまだ国体を残すもののトラック種目はここで一区切り。その後は長距離陣の駅伝シーズンとなる。まずは10月の箱根予選。チーム一丸となって走り続ける。
[島田雄貴]
試合後のコメント
藤森
「(どんな気持ちでこの試合に挑んだか)3位を狙っていたのですが、自分の実力不足で7いという結果に終わってしいました。去年からこの大会をずっと目指してやってきたので悔しい思いです。ハードルを跳ぶ技術が今の自分に足りないと思います。特にこのレースで得られたものはなくただただ悔しいです。(準決勝の走りについて)準決勝の日は調子が良くベストまで0.03秒と迫る走りができたのですが、今日はメンタルの部分や技術の部分がうまくいかなかったです。(レースプランについて)最初から前に出るという気持ちで走りました。しかし決勝という緊張感を強く感じてしまいました。(コンディションや調整について)うまくいっていました。ただ実力がともないませんでした。(去年のインカレからどんな気持ちで練習してきたか)全カレで3位に入るということだけを目指してやってきました。(関カレで感じた課題)スピードと跳ぶ技術です。夏の練習でもそこは意識してやってきました。ただまだまだ甘いのかなと思います。(あこがれの選手)ハードルで日本一の木村文子選手です。そこに少しでも追いつけるように技術力を磨いていきたいです。(次の目標)まだシーズンオフではないので、国体3位以内には入るのを目標にやって行きたいです。タイムでは13秒30台を出したいです」
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