秋季リーグで躍進誓う/関東大学秋季リーグ事前取材

2017.09.04
秋季リーグで躍進誓う/関東大学秋季リーグ事前取材
 9日から秋季リーグ(9・9~10・28 船橋アリーナ他)が開催される。この日もブロックレシーブなどを中心に練習に取り組んだ。全日本インカレの足掛かりともなるこの大会。4年生にとっては最後のリーグ戦となる。上位入賞を目指しキャプテンらが展望を語ってくれた。

 つなぐバレーで勝利をつかむ。今年度の春季リーグでは12チーム中8位、東日本インカレではベスト8と思うような結果を残せなかった。チームが課題として感じたのはレシーブ力だった。夏では「(守備面に関する)意識をみんなで変えていけるようにした」(加藤寛樹主将・政経4=創造学園)とレシーブ練習に一番に取り組んだ。
「メンバーは固めていく」(加藤)。今回の秋季リーグでは、セッターに鈴木、レフトポジションに加藤、鎌田佳朗(法2=東亜学園)、ライトポジションに池田颯太(営1=創造学園)、センターに佐伯と松田、リベロに小川智大(政経3=川崎橘)を配して臨む。夏季合宿、練習試合でも選手を固定。また「みんな拾ってくれるし打ってくれる」(鈴木)と、いずれもつなぐバレーに欠かせない選手たちであり、課題である守備面を考慮したメンバー構成となっている。

セッターとして活躍する鈴木 <
セッターとして活躍する鈴木

 春と同じ轍は踏まない。より団結力の高まったメンバーで明大バレーを体現する。「全カレで有終の美を飾りたい」(加藤)。11月末から12月初旬にかけて行われる最大の舞台、全日本インカレに向け、まずはこの秋で関東を制する。

[杉江夏海・島田雄貴]

選手コメント
加藤

「(春のシーズンを振り返って)春リーグは、キャプテンとしてと言うよりも自分のプレーが出来なかった部分が多かったので、それを東日本インカレでは改善していこうという風に考えてやりました。その成果かチームの形というのが次第に見えて来ました。要となる鈴木だったり佐伯だったり松田だったりを固めて、チームを固めてやって行きたいと思います。(春のシーズンで感じた課題)ブロックレシーブですね。この身長しかないのに筑波や東海や日体よりもレシーブ力がないので、攻撃力がない分、繋いで繋いでいくバレーをしていきたいです。夏ではそれを意識してブロックレシーブ練習を増やしてレシーブに対する意識をみんなで変えていけるようにしました。また練習試合も例年より増やして、1日のセット率なども多くして練習を積んだので、繋ぎの力は付いてきたのではないかと思います。達成率は60~70%程度だと思います。(合宿の成果)メンバーを固めてセットをこなしたので人と人とのラインの部分での繋がり、コミュニケーション、団結力というのは増したのではないかと思います。(秋のシーズンの戦術)春リーグではメンバーを適宜変えていましたが秋リーグでは固めて行こうと思います。チーム固めてやらないとその場その場の空気とかも変わってきてしまいますし、さっき言った団結力などの部分もバラバラになってしまうので秋リーグは固めて、変えたとしても1人2人で行きたいと思います。(秋リーグに向けて未だ残る課題)レシーブ練習は結構やったのですが今のレベルがどれ位か分からないので、先週の日大や専修、今週の中央や学芸との練習試合の中でやってみて確かめていきたいと思います。(秋リーグでの目標)1人が突出して強いチームではないので、全員で繋いで粘るチームスタイルを確立できるように頑張っていきたいです。上位に入っていないと、全カレのセンターコートで優勝したいという目標も言えないと思うのでとりあえず上位には食い込みたいです。(全日本インカレでの目標)とりあえず秋リーグで自分たちのベストな結果を出して、そこでまた全カレに向けての方向性などを決めていきたいのでとりあえず秋リーグを頑張りたいです。(学芸戦への意気込み)秋リーグのスタートで学芸とぶつかるというのは、力の差もそれほど無くスタイルも似たチームなので、ここで勝つかどうかが秋リーグの流れを決めると思うのでしっかり集中して勝ちを取りに行きたいと思います。(後半戦に向けての意気込み)全カレで有終の美、日本一取れるように秋リーグ、頑張っていきたいと思います」

鈴木
「(春季リーグを振り返って)上林(直澄・法1=東亜学園)が出て、それでセット取られて自分が出てみたいな感じで出てたんですけど、結局試合には負けてしまっていました。その時の自分に比べたら今の自分の方が全然成長できていると思います。(東日本インカレは)法政に勝ったので自分はちょっとほっとしました。自分はリーグで勝てていなかったんですよ。自分が出た試合で。だからまあまあ強い法政とやって、勝てるんだなーってちょっと自信がつきました。東北学院は一瞬危ない展開になったんですけど、それでも東日本自体はすごくいい経験になったと思います。東海とも、セットは取れなかったんですけど、互角と言っちゃ互角の試合ができたのでまあよかったかなと思います。(前半戦で見つけた課題は)レシーブ力ですね。あとプレー中の、トスを上げるところの考え方です。どこで相手の裏をかくかとか、ライトに一度上げたけどもう一度上げたり、パイプも使ったりみたいな。そういうのを、今、智さん(小川)から結構言われているんですよ。展開については。そういうのを言ってもらう前に、自分で考えてできるようにしたいなと思います。あと一週間詰め詰めですね。Aチームはもう試合の雰囲気というか、ピリピリしたところはありますね。加藤さん、佐伯さん中心にやってます。東日本終わってから、メンバーに関してはフラットに考えるということになりました。合宿も自分がAチームで入って、そのまま固定という感じです。サイドはみんな調子いいと思います。なんでも打ってくれるなと。Aチームは、本当に加藤さんも池田も(鎌田)佳朗も、みんな打ってくれますね。とりあえず上げたら打ってくれます。池田もコース広いし、佳朗も一回もらって立て直して違うところを使わせてくれたりとか、加藤さんはパワーで決めてくれたりとか。サイド全体のレベルは高いです。守備面は悪いですかね。上手い人もいるんですけど、俺とセンターとか、センターはあまり守備やらないんですけど。ダメですね。(秋の目標は)順位はとりあえず8位以上じゃないですかね。まあでも5位以上、できれば3位以上、できれば1位かな。目標は高く持っていいかなと思っています。(初戦は学芸大だが)自分はリーグでやるのが初めてなんで緊張してるんですけど、みんなに聞いたら、もうほんと初戦からがーっといきたいみたいな。学芸は強くもないけど弱くもないみたいないい相手なんで、勝てたら乗れる相手だなって言ってます。(その後連続して強豪校との対戦となるが)でも、学芸に勝って、勢いのまま勝ち切りたいです。早稲田にもワンチャンあるんじゃないかなと。筑波、中大はまあわかんないですけど。でも筑波は春リーグ負けたけど内容としてはどっこいどっこいですよね。どこも勝てないチームではないと思います。普通に自分たちがちゃんとやって、うまくはまれば勝てると思います」