
6艇が決勝進出 男女総合優勝へ突き進む/全日本大学選手権
女子は2艇が決勝に進んだ。前年優勝の高島美晴(政経2=米子東)が乗る女子シングルスカルと6年ぶり優勝を狙う女子舵手付きクォドルプルは、ともに優勝を狙える位置にいる。団体優勝には2種目での優勝が絶対条件だ。
[藤里陽]
大久保(男子エイトクルーリーダー)
「予選は仙台大と当たったんだけど、タイム差が離れたからあまりプレッシャーをかけられないレースだったので、まだ全員が緊張感を持てていないから、もうひと伸びできるかなと思います。準決勝はプラン通りに決勝を想定して中大との位置取りを確認しながら、思い通りにできたかなと思います。(チームの雰囲気)インカレになって良い雰囲気が出てきていたし、だからこそもっと前から、その雰囲気を出せていたら、悔いが残らなかったかなと思います。まだ完成ではないなと。今(決勝に)上がっているクルーも、謙虚に今の自分たちの立ち位置を捉えながら、特に1年の付きペアとかはおごることなく、決勝で順位を取るまではすぐ喜んだりはしないのかな、そこはすごく安心しているし、女子に関しても、しっかりとるところをとって、確実な攻め方をしているから、全然今(決勝に)上がっているクルーには不安を感じていないし、悪くはないと思います。(決勝には6艇が進むが)素直にこれだけ進んだことはうれしいです。ただ、男子のダブルとか女子のペアとか惜しいのがあったから、そこの悔しさをしっかり順位決定で果たして、決勝のメンバーは6艇も上がってくれているから、あとはメダルを取ってきてくれれば良いかなと(意気込み)みんなやることはやってきたから、あとは最後まで絶対に諦めずに、目指しているのは1位だと思うから、そこを絶対に忘れず、1年の佐藤(雅也・営1=本荘)が言っていたんだけど『決勝に立ったことがスタート』っていう、そういうところを大事にしてほしい、ただみんなわかっていると思うので大丈夫です」
植松(女子舵手付きクォドルプルクルーリーダー)
「落ち着いたレースができたと思います。準決勝は、まとまりを作ってから出るとクルー内で話していました。予選は焦ってはいませんでしたが、いまいちまとまりがつくれず、ばたつきがありました。逆風になってオールが煽られると、返した時が大変でした。風が来たときにちゃんと入れるというのを予選ではできなかったですが、準決勝ではその課題としていたことを落ち着いてできました。女子が全艇決勝に進めなかったことは悔しいです。もっと私がアプローチできたことがあったかなと申し訳ない気持ちです。男子の1年生は勢いがありますし、決勝にいけなかったメンバーは気持ちを全日本に切り替えています。残ったメンバーは出れなかった人の分まで、しっかり結果残したいです。1年生男子は怖いもの知らずで突っ込んでいる姿勢はフレッシュで向上心があります。1年生が端艇部に勢いを与えていますね。決勝は1位を取るのがかなり重要になってきます。思い返せばここまでの道のりは、すごく長かったです。ケガでわたしたちのクルーはバラバラになりそうにもなりました。でも、みんなで変えようという気持ちを持って取り組んで、上手くいかないこともみんなで乗り越えてきたクルーです。私にとっての最後のインカレは一本一本丁寧に、思い残すことなく全部出し切ります。死ぬ気でこぎます」
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