(5)LB、DB特集
第5回はチームを後ろから支える守備の要の3年生コンビ、LB#6茂木崇宏(政経3=佼成学園)とDB#24織田裕樹(営3=明大明治)の特集です。
茂木崇宏
アメフトが茂木の人生をつくってきた。中学時にフラッグフットボールを経験した事もあり「アメフトを視野に進路を選んだ」と全国大会でも優勝実績のある強豪・佼成学園高に進学。「LBをやりたかった」と相手のボールキャリアを止めるべく高度な走力とタックル能力が求められるポジションを希望した。一度はOLへ転向するも「ディフェンスの中心にいて全部を背負う」と引き受ける責任と魅力に引き込まれLBとしての道を歩み続けてきた。
コーチとの猛練習が糧となった。高校2年の夏、アメフト人生の中で最もつらい練習をしたと語る茂木。心、技、体どの部分においても抜け目なく指導を受けた。特に激しかったのが走力トレーニング。「苦しい時期だった」が持ち前の負けん気で乗り越え「自信になった」とその後の試合で自分の成長を実感することでますますアメフトへの意識が向上。チームも茂木の活躍もあり全国ベスト4という結果を残した。勉学も怠らなかった茂木は佼成学園高の指定校推薦で明大に進学。高校で達成できなかった「日本一を目指して」アメフト部へ入部した。
茂木の持ち味はタックルだ。1年次の冬に肩の故障を患い、完治するまで1年弱の期間を要した。「丁寧に形を見直した」とケガの再発防止も兼ね、フォームの見直しから練習を始めた。さらに下半身、上半身ともに体も鍛え直した事で以前より力強さが増した。「大学でやってきた練習の中で一番練習した」と磨き上げたタックルで存在感を発揮する。
立場がさらなる成長を促す。3年生ながらもディフェンスリーダーを務める茂木。「4年生と同じ意識で引っ張っている」と春季オープン戦ではチームを鼓舞してきた。ディフェンスリーダーとなったことで練習への取り組み方も変わった。「自分がやらないとついてこない」と練習でも力を抜くことはなく、常に全力プレーを心掛ける。来年は4年生としてチームの柱になる男が着実な経験を積んでいる。
秋季リーグ戦では「自分のプレーでチームの勝利に貢献」することを目標とする。夏の練習を乗り越えさらに磨きのかかった動きで明大のピンチを救う姿に期待がかかる。
◆茂木崇宏(もてぎ・たかひろ) 政経3 佼成学園高 172cm・87kg
織田裕樹
信条は攻めのディフェンスだ。織田はDBの中でもコーナーバックというサイドのポジションの選手だ。主戦場はWRとの一対一。「ロングパスを通されると一発で流れが変わってしまう」と常に緊張感と戦っている。しかし、織田はミスを恐れることはしない。「短いパスをずっと通されてたら結局意味がないので、後ろを通されないようにどれだけ前に行けるか」。このせめぎ合いを試合中は意識し続けている。それが生きたのは横浜国大とのチャレンジマッチ。第4QにTD(タッチダウン)を決められ、横浜国大の追い上げムードの中、終了間際に勝利を決定づけるパスインターセプトを決めた。相手の流れを完全に食い止め、チームのTOP8残留に貢献した。「相手に合わせてしまっている」とまだまだ成長過程であるが、着実にプレーの精度は高まってきている。
◆織田裕樹(おだ・ゆうき) 営3 明大明治高 174cm・74kg
次回はOL#51髙田滋文(政経4=駒場学園)、DL#93佐々木美希男(政経2=法政二)の特集をお届けします。更新は明日、8月29日の予定です。お楽しみに!
[坂田和徳・加藤真人]
関連記事
RELATED ENTRIES