ルーキー特集(1)村岡美晴 増田萌

2017.08.28
 大学日本一へ挑む。8月31日から9月3日に戸田ボートコースで全日本大学選手権(インカレ)が行われる。目標は1年間通して掲げてきた男女総合優勝。ここまで6年連続総合2位と、あと一歩のところまで迫っている。今年こそ創部初の快挙を成し遂げるべく厳しい練習を重ねてきた端艇部を全4回にわたって特集していく。

 第1回は今年明大端艇部に入部した1年生の女子部員の中から、村岡美晴(農1=日田三隈)、増田萌(文1=関東学園大付)の2人を取り上げます。

村岡

――明大を選んだ理由を教えてください
「5月に大学でもボートをすると決めたんですけど、まだどこの大学に行くかは決めていなくて、去年の全日本で女子エイトが優勝したのと、顧問の先生から明治の雰囲気はいいとと聞いていたので、顧問の先生の言葉を信じて、ここに入部することに決めました。4月の中日本レガッタで優勝して、その時に、ボート辞めるのは寂しいなと感じて。もっと試合に出て勝ちたいなと、ボートを続けたいと思いました」

――昨年一年間を振り返っていかがでしたか
「去年はスランプでした。4月に中日本レガッタで優勝して、そこから国体まで何も結果は残してないです。スランプは気持ちの面ですかね。こいでいても楽しくなくて、3年生になってからの不安とか心の面で追い込まれてしまって。それまでスランプになったことはないです。国体の2連覇がかかっていたことであったり、プレッシャーですかね。インターハイで結果が残せなくてあとは国体しかないと。やるしかないという気持ちで頑張りました。ストロークの大門千紗さんが個人での3連覇もかかっていたので、それを守りたいというのもありました」

――乗りたい艇は何ですか
「ダブルスカルに乗りたいです。得意というわけではないですが、一番最初に先輩と乗ったクルーなので。先輩と支え合ったり、二人で助け合うのがいいなと思って。先輩の存在は大きいです。でも明大ではエイトに乗りたいです。明大のダブルスカルは今乗っているんですけど、難しいなと感じています。まだ全力では2000mこいだことはないんですけど、1000mのほうが得意なので、まだ2000mは自信ないですけど変えていきたいです」

――高校時代戦った相手が今同じ寮にいますがいかがですか
「(種田奏子・商1=米子東と)ここで会った時は久しぶりーって感じで。友達なんで。今一緒に生活して、とても優しいです」

――仕事は大変ですか
「メモ取ってやってること覚えてって感じです。それの繰り返しです」

――高島美晴(政経2=米子東)選手と同じ『美晴』ですが、意識はありますか
「美晴さんはすごい選手なので、その美晴の名前を汚さないように私も頑張りたいと思います。すごいマイペースで優しくてほんわかしています」

――生活の変化はありましたか
「電車が大変です」

――ボートを始めたきっかけはなんですか
「体が大きいので、自分が役に立てるスポーツかなと思って始めました。バドミントンもやっていたんですけど、あまり結果が出なくて。全国大会に出てみたいなという思いもあって、高校で何しようと思ったらボート部があって、全国大会に出てるボート部だったのでチャンスかなと思い始めました」

――強みはなんですか
「スタートです。速くこぐことを意識してやっています。どの艇よりも先に出ることです」

――こいでいて苦しい時はいつですか
「練習でも中盤が弱いんですけど、最初と最後はよくて。最初は調子がいいんでそれを思い出しながらこいでいます」

―どのようなイメージトレーニングをしていますか
「こいでいるところをビデオに撮ってみて見ています。もっとキャッチが速くはいれたらなとか。ビデオで見ると自分が感じている進みとは違うなとか考えたりします。撮ったビデオはユーチューブに上がっているのでそれを見ます」

――高校との違いはどのようなところですか
「朝が早いですね。今は5時半ですけど、学校が始まったら4時半です。朝練習するというのは今までなかったので。オールが乗っている高さを測るものがあって、定規のような物なんですけど、大分では便利ものを使っていたので、こっちに来てからは違って使い方がわかりませんでした。先輩にこれどうやって使うんですかって聞いていました」

――趣味はなんですか
「テレビをみることです。嵐が好きなので、嵐の番組を見ます。コンサートも行きました。アリーナ席だったんで大野くんと相葉くんが近くまできました。大野くんが一番好きです。友達と3人でコンサートに行きました」

――寮のある戸田から生田校舎は遠いですが大変ですか
「1年目は遠いのできついと先輩から言われました。2年生からは愛着が沸くそうです(笑)」

――楽しみなことはなんですか
「東京観光したいなと思います。まだ観光はしていないです。上野、アメ横に行きたいです」

――将来の夢を教えてください
「理科の中学校の教員になりたいと思っています。大学で農学部に進学すると決まった時に、理科の免許を取得できると知ったので。ボートを教える側の人になりたいです」

――目標を教えてください
「全日本で日本一になることです」

――ありがとうございました

増田 

――明大を選んだ理由を教えてください
「ボートのタレント発掘事業のコーチ陣の中に明大のOBの方がいて、その方に勧められて入学しました」

――ボートを始めたきっかけを教えてください
「高校3年の夏まで13年間水泳を続けてきていて、高2の夏に東京五輪の発掘事業をきっかけにボートを始めました。高2の夏からはボートと水泳を平行してやるようになりました」

――両立する上で大変だったことはなんですか
「ボートで良い感じでできていても、水泳の練習に戻らなければならなかったり、水泳の調子が良くなってきても、ボートの合宿に行かなくちゃ行けなかったり、良い状態を保つことが難しかったです」

――大学で水泳ではなくボートを続けようと思った理由はなんですか
「初めて(ボートに)乗った時に、とても楽しくて、大学にいってもやりたいなと思いました。」

――デビュー戦の全日本軽量級選手権を振り返っていかがでしたか
「初めて2000mのレースで、練習で自分ができる限りのことはしてきたつもりなので、自身はあったんですけど、負けてしまいました。すごく悔しい思いをしたので、すぐに切り替えて、練習に打ち込みました」

――軽量級選手権を終えての課題はなんですか
「技術の面はもちろんなんですけども、体力の面でも全然だめだったです」

――今後乗りたい艇はなんですか
「今までシングルスカルしか乗ったことがなくて、ダブルスカルに乗ってみたいです」

――今後伸ばしていきたい点はなんですか
「下半身の強化です。ボート選手みたいなガッチリとした下半身ではないので、ウエートトレーニングとかで、強化していきたいです」

――強みはなんですか
「よく腕が長いと言われるんですけど、こぐ範囲が広くとれるってことです」

――寮生活はいかがですか
「同期はもちろんなんですけども、先輩がとても優しいので、過ごしやすいです。厳しい面もあるんですけど、自分の中では苦ではないです」

――趣味はなんですか
「ピアノを弾くことが好きで、実家に帰ったら必ず弾いています。あとは、永遠に泳ぐことも好きです。水に浮いていることが楽しいです。」

――将来の夢を教えてください
「オリンピックに出たいです。オリンピックに出たいって思いで、明大に進学したので、その目標はぶれないです」

――今後の目標を教えてください
「今年はインカレには出られないので、今年1年しっかり練習を積んで、しっかりベースを作って、2年のインカレでは、結果を残せるようにしたいです」

――ありがとうございました

[臼井美理亜・藤里陽]

次回は1年生の男子部員を特集します。お楽しみに!