インカレ直前4年生インタビュー(4)川﨑駿

2017.08.25
 新たなる歴史への挑戦が始まる。9月1日から3日間、学生の頂点を決める日本学生選手権(インカレ)が開催。昨年度、明大は創部初の男子総合連覇を成し遂げ、今年度は3連覇に挑む。一方の女子もシード権奪還を目指し、男女共にチーム一丸となって戦いにいく。

 今回、9回にわたりインカレに出場する4年生を紹介していきます。第4回は50m自由形に出場する川﨑駿(商4=市立船橋)のインタビューをお送り致します。(この取材は8月12日に行ったものです。)

――現在の調子はいかがですか
強化合宿が終わってここから調子を上げていくんですけど、まあ今上がり始めでぼちぼちです。でも手応えはバッチリあります。

――現在の練習について教えてください
僕は50m一本なので、とにかくスピードを上げる練習をしています。25m以内で、10秒、5秒くらいを全力で泳ぐ練習ですね。

――昨年と比べて、今年のチームは
すごく明るくて前向きで、良いチームだと思います。そして明治に欠けていた寮生、寮外生の連携という部分で、今までよりかなり良くなってると思います。僕は1年の時は寮外生だったんですけど、最初のインカレとかは4年生と全然話したりもしなくて、チームに居づらいというか、単なる個人戦でした。今は当時の感覚よりも全然1年生と近付けている実感もありますし、コミュニケーションも取れていてチームとして良くなっていると思います。でも基本的には昨年のチームと一緒なんですよね。主将は今年も口下手と言いますか(笑)ガンガン引っ張っていくようなタイプではないんですけど、その分今年は周りのメンバーがすごく明るくて。それで下級生、上級生がかなりコミュニケーションを取れるようになって、昨年よりさらに連携が取れるようになってると思います。

――現4年生について教えてください
すごく仲良くて休みの日とかもよく遊びに行きますよ。

――チームの中での役割を教えてください
 役割は正直あんまりないというか、僕はただ自由な人という感じですかね(笑)

――4年間で印象に残っているレースは
昨年のインカレですかね。下馬評だと2番だったんですけど、一個下の中京の難波暉に負けちゃって。自己ベストではあったんですけど、目標であるインターナショナルDも切れなくて後輩にも負けて、すごく悔しくて思い出に残ってますね。その後の国体でインターナショナルDは切れたんですけど、やっぱりあの時の悔しい思い出が大きいです。

――4年間で1番思い出に残っている出来事
昨年の冬場ですかね。インターを切って初めてインターナショナル合宿に参加させていただいて、海外で合宿したり大会に出たりすごく良い経験というか、良い思い出になってます。明治での思い出といえばやっぱりインカレ優勝した時がすごくうれしかったですね。

――今年が大学では中尾選手と最後の戦いになります
今の持ちタイムだと正直差が大きくて厳しいんですけど、それでもやっぱり負けたくない。昔からやってきた意地があるので、絶対に負けたくないです。

――男子総合3連覇にどう貢献していきたいですか
 僕は50m自由形一本しかなくて最初の種目なので、何が何でも勢いをつくって、みんなその波に乗ってもらいたいです。

――ラストインカレはどのような意味を持ちますか
元々寮外生だったんですけど、2年の春にいきなりやめて行くとこなくなっちゃいました。そこで金子先生に拾ってもらってすごく迷惑掛けてきたので、最後に恩返しをしたいです。金子先生の下で出られる最後の大会なので、ここで一発優勝して先生に金メダルをかけることが理想です。

――最後に、ラストインカレに向けて意気込みをお願いします
 50m自由形優勝。インターナショナルC(22秒22)突破。中尾駿一(岡山大)を絶対倒します!

――ありがとうございました

◆川﨑駿(かわさき・しゅん) 商4 市立船橋高出 178cm・70kg 50m自由形の自己ベストは22秒39

[日野空斗]