
ルーキー特集(8)森近唯
第8回は、81㎏級の森近唯(政経1=崇徳)の紹介です!
81kg級で再スタートを切る。森近は、高校時代に2つの階級での実績を残している。高校2年の時には、81kg級でインターハイ準優勝。高校3年では団体戦のために、10kgの増量を行い、階級を一つ上げた。それでも、インターハイ90kg級で3位という好成績を残し、2年連続で表彰台入り。高校最後の大会は90kg級で臨んだ森近だが「81kg級でいく」。明大では比較的に層の薄い81kg級で個人、団体の頂点を目指すことを決意した。
本来の実力を発揮できずに終わった。大学に入って初の公式戦となった東京都ジュニア体重別選手権。過去の実績から第1シードとして臨んだが、初戦から大苦戦。ポイントを奪えずゴールデンスコア方式の延長戦にもつれ込む。5分以上にわたる熱戦の末、2回目の指導を取られ反則負け。昨年の全日本ジュニアではベスト8と結果を残していたが、まさかの予選敗退となった。「勝ち切るための技を身につける」。この敗戦から、一本を取れる技の必要性を痛感した。
体格差をものともしない選手を目指す。森近が理想とする選手は、橋口祐葵選手(平29政経卒・現パーク24)だ。橋口選手は、66kgと軽量級の選手でありながらも、無差別級の団体戦で活躍していた。「階級が下でも団体で投げられる選手になりたい」。上背に恵まれていない森近にとって、橋口選手は良い見本となる選手だ。「背の低さを補う組み手をつくりたい」。組み手を軸とする柔道スタイルを確立し、さらなる高みを目指す。
◆森近唯(もりちか・ゆい) 政経1 崇徳高 171cm・90kg
インターハイでは2年連続で表彰台入りした経験を持つ。趣味は読書。最近よく読むジャンルは自己啓発本。
[藤里陽]
8回にわたるルーキー特集は今回で最後となります!8日間にわたりご覧いただき誠にありがとうございました。今後とも、明大柔道部の活躍を追っていきたいと思います!
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