
松本が大会新記録で優勝 団体は悔しさ残る6位/東日本大学対抗選手権
◆7・8~9 第45回東日本大学対抗選手権(埼玉県上尾市スポーツ総合センター)
▼56kg級
3位 後藤
5位 北出
▼62kg級
中野 記録なし
▼85kg級
7位 佐藤匠
扇本 記録なし
▼94kg級
1位 松本
▼105kg級
6位 三浦
▼+105kg級
3位 上野
絶対的エースの目標は高い。「2点の失点の方が悔しい」と記録よりも獲得点数にこだわりを見せる松本。12月の全日本インカレでは「24点獲得が絶対」。今度こそ完璧な優勝を目指す。
好記録はもちろんだが、それ以上に1点でも多く取ることが求められる団体戦。上位入賞が期待されていた62kg級中野景介主将(営4=須磨友が丘)は「精神的に負けてしまった」。最上級生、そして主将としてのプレッシャーも相まってスナッチでは3本失敗。昨年の全日本インカレに続き団体戦2大会連続の失格となった。また、1年生ながら抜てきされた85kg級の扇本崇聖(政経1=名城大付)もケガの影響から失格に終わり、1点獲得にとどまった。「何よりもチームを優先しなければならない」(上野)。団体戦特有のプレッシャーもかかる中で、いかに失格を出さずに実力を発揮するか。明確な課題が挙がった。
明るい兆しも見えた。+105kg級に出場した上野は、体重の増量によりパワーがつき、ジャークでは明大記録となる192kgに成功。また、団体戦初出場の佐藤匠(政経3=宮城農)や三浦祐輝(法3=杵築)は高い成功率や自己新記録の更新など、今後のさらなる成長を予感させた。
12月の全日本インカレの前哨戦である今大会。総合6位という結果に、不安が残る形となったが「巻き返しはできる」(本多達雄監督)。今大会で浮かび上がった課題を克服し、全日本インカレに向けて各選手がレベルアップを目指す。「ここで折れることは許されない」(中野主将)。11年ぶりの全日本インカレ入賞を目指し、一からの挑戦が始まる。
[高野夕]
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